日傘選びのポイントと効果的な差し方

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気温も暖かくなり、紫外線が気になる季節になりましたね。
まだ夏本番ではありませんが、今の紫外線も夏と変わらないぐらいの強さがあります。
紫外線対策の1つとして日傘がありますが、あなたは活用していますか?
今回は、日傘の目的別の選び方や差し方などをご紹介します。

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1.日傘の効果

日傘をさす目的・効果といえば、1つは紫外線対策です。
そしてもう1つは、日よけと暑さ対策です。
日傘を差すと直射日光を遮ることができ、日傘を差していない時よりも涼しくなります。
それにより熱中症対策にもなります。

日傘にはこういった効果があるわけですが、使用目的にあった日傘を選ばなければ十分な効果は得られません。
そこで次の項目では、その効果を最大限発揮させるための日傘選びのポイントを見ていきましょう。

2.日傘の選び方

①紫外線対策の場合

(1) 色

UVカット効果の日傘というと、黒のイメージが強いと思います。
たしかに、白よりも黒のほうが紫外線を防ぐことに間違いありません。
ですが、UVカット効果のある日傘には表面の生地にUV加工が施されています。
そのため、黒にこだわらなくても、あなたの好きな色を選んで大丈夫です。

表面よりも気をつけてほしいのは、日傘の内側の色です。
紫外線は頭上から降り注ぐだけでなく、アスファルトや地面からの照り返しもあるのです。

紫外線の照り返しは、アスファルトで10%、砂浜だと25%もあると言われています。
そのため、日傘の内側の色が白やシルバーなどの明るい色だと照り返しの紫外線を反射して、日傘の中で紫外線を浴びることになってしまうのです。

なので、傘の外側は何色でも構いませんが、内側の色は必ず黒を選ぶようにしてください。
黒などの暗い色には光を吸収する効果があり、照り返しによる紫外線浴びを防いでくれます。

(2) 素材

UVカット効果がある日傘は、表面に紫外線反射剤や吸収剤を生地に練りこむことで紫外線をカットする仕組みになっています。 ところが、この加工は使用しているうちに劣化していき、2~3年で効果がなくなってしまうのです。

加工剤の劣化は、使い方などによってそれぞれ劣化速度は異なります。
そこで、このような劣化やこまめに買い替えるのが面倒な人は、ポリエステルの日傘がオススメです。 ポリエステルはUV加工をしなくても素材自体に紫外線を防ぐ効果があるので、使い続けても性能劣化がありません。
お値段は高くなってしまいますが、少しでも紫外線を防ぎたい人はポリエステルの日傘を選ぶといいでしょう。

②日よけ・暑さ対策の場合

(1) 色

黒などの暗い色は、光や熱を吸収するため傘に熱がこもりやすく不向きです。
日よけや暑さ対策で日傘を選ぶなら、白などの明るい色を選びましょう。
明るい色には光や熱を反射する効果があるので、日光を遮り生地の温度上昇を抑えてくれます。

(2) 素材

日よけや暑さ対策で日傘を選ぶ際、ポイントとなるのが遮光率です。
太陽の光は、目に見える「可視光線」と目に見えない「赤外線」の2つの光からなっていて、眩しさと暑さを感じさせています。
これらの光を反射して熱を通さないようにするのが、遮光率の高い日傘なのです。

遮光率が高い日傘ほど光を遮るので、日傘を差した時にできる影が濃くなります。
そのぶん涼しく快適に過ごすことができるというわけです。

素材は綿や麻、絹がオススメです。
目が細かく光を遮るのに優れていて、傘にも熱がこもりにくくなっています。

3.日傘の効果的な差し方

①体に近づけて差す

傘をなるべく体に近づけて影を作ると、紫外線カット率はぐんと高まります。
傘と顔の距離が30センチだと90%、60センチだと70%の紫外線をカットできるといわれています。
また、近づけて差すことで、顔だけでなく首や腕なども紫外線から守ることができます。

雨や雪の日は、傘の方向がズレていれば体が濡れるので、無意識に方向を補正します。
しかし、日傘の場合は太陽から方向がズレていてもその感覚がないので、意識して差さないと知らない間に紫外線を浴びてしまうのです。

こうしたうっかり焼けを防止するには、「太陽から身を隠す」ということを意識して日傘を持つこと。 具体的には、常に太陽の方向に日傘の中心を向けるのがポイントです。

②UV対策をする

日傘を差すことで頭上からの紫外線はカットできます。
しかし照り返しからの紫外線からは守ることができません。
ですから、SPF20~30、PA++~+++程度の日焼け止めを塗っておくと、紫外線カット率は高まります。

SPFやPAの値が高いほうが日焼け止め効果は高いです。
一方で、そのぶん肌にも負担がかかるので、日傘を差した状態であれば弱いもので十分です。
少しでも紫外線を防ぎたい場合は、アームカバーや黒い服を着るのも効果的です。

最後に

自分の目的にあった日傘選びはできていましたか?
私も3年ほど前から紫外線対策として日傘を使用しています。 ただ、以前は知識不足で内側の色がシルバーのものを使っていました…

これから日傘を購入しようとしているなら、ご紹介した選び方のポイントを参考にしてみてください。 また、現在日傘を使用している場合でも自分の使用目的にあっているか、再度確認してみましょう。

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