寒くなってきて、服と基礎化粧品を冬用に衣替えした人も多いのではないでしょうか？
冬といえば大敵が… それがお肌の乾燥です。
乾燥肌だと化粧のノリも悪くなりますし、かゆくツラいですよね。
そこで今回は、冬の乾燥肌対策についてお話しします。
1. 乾燥肌の原因は？
なぜ冬になると乾燥肌になりがちなのでしょうか。
お肌は、一番表にある角質が水分をキープしつつ、皮脂膜が肌の潤いを保ってくれることによって作られています。
しかし、寒くなるとこうした「お肌のバリア」の抵抗力が低下してしまうのです。
そのメカニズムは次のとおりです。
寒さで血行が悪くなり、肌細胞の働きが鈍くなることで、新しい保湿力のある角質が作れなくなります。
さらに、乾燥によって元からある角質の水分がどんどん奪われてしまい、皮脂も新しく作れなくなるので、肌と角質の間にすきまができます。
そのすきまからさらに水分が出て行ってしまい、乾燥が進むという悪循環に陥ります。
乾燥した肌は角質がパリパリになっており、ちょっとした刺激で割れやすくなってしまいます（あかぎれ・ひび）。
また、すきまから摩擦や刺激が入り込んで、かゆみ物質も分泌されるようになります。
バリアが壊れる原因は他にもあります。
①ストレスや生活習慣の乱れ
飲酒、喫煙、ストレスなど体に負担をかける行為は、お肌にも負担をかけています。
②加齢
年を重ねるとお肌の水分が少なくなっていき、気が付かないうちに乾燥肌になっていることがあります。
2. 乾燥肌を防ぐための対策
できれば乾燥肌になる前に、防ぐことができれば一番いいですよね？
乾燥肌を防ぐにはどのような対策が効果的なのでしょうか？
①食べ物で対策
栄養素をしっかり摂ることで毛細血管の流れがよくなり、新陳代謝が上がります。
肌の新陳代謝が上がると、乾燥肌になりにくくなります。
そこで、乾燥肌対策におすすめの食べ物をご紹介します。
(1) 青魚・乳製品・緑黄色野菜
これらに多く含まれているビタミンAは皮膚や粘膜の水分を維持してくれ、新陳代謝を活発にしてくれる働きを持っています。
(2) 豚肉・レバー
これらに含まれているビタミンBは新陳代謝を活発にしてくれ、肌の乾燥による炎症を抑えてくれます。
②お風呂でも乾燥予防
ゴシゴシ洗わないことが一番大切です。
特に皮膚が薄い所は肌が痛みやすく、肌の痛みは乾燥に繋がってしまいます。
できるだけコットンタオルなど柔らかい素材のタオルで洗うようにしましょう。
③カフェインの摂取しすぎはNG
カフェインに体の代謝を悪くしてしまいます。
代謝が悪くなると肌のターンオーバーにも乱れが出てしまい、保湿力が下がってしまいます。
なるべくハーブティーやショウガ茶、ノンカフェインの飲み物を摂取するようにしましょう。
3. 乾燥肌さん向けスキンケア
「美肌は一日にしてならず！」
綺麗なモチモチ肌を作るためには、日々のスキンケアが大切です。
乾燥肌さん向けスキンケアのポイントをご紹介します。
①メイクはなるべく早く落としてしまう
メイクをしている時の肌には、大きな負担がかかっています。
家に帰ったらすぐにバスルームに直行して、化粧を落とす習慣を身に着けましょう。
②洗顔はやさしくていねいに
洗顔で大事なのはとにかく肌を傷めないことです。
(1) まず洗顔フォームを泡立てる
できるだけふわふわにして下さい。 きめ細かい泡であればあるほど肌に付着した汚れを落としてくれます。
(2) 手で洗うのではなく、泡で洗う感覚で
おでこ、鼻、口元、頬を順番に、できるだけ優しく丁寧に洗いましょう。
(3) すすぎはしっかりと
すすぎ残しがあるとそこからトラブルになってしまうので、髪の生え際まできちんと洗い流して下さい。
洗い流す時の温度は20～25度が適温です。
熱すぎると必要以上に皮脂と角質を落としてしまい、乾燥の原因になってしまいます。
4.すぐに保湿を！
洗顔が完了したら、肌が乾燥する間がないようにすぐに保湿しましょう。
(1) 化粧水を両手にあふれるくらいの量を出す
(2) 手のひらで人肌くらいまで温める
(3) 自分が乾燥しやすいと思う箇所から塗っていく
(4) 途中で（１）（２）を挟み、顔だけでなく、首やデコルテも
(5) 最後に美容液 → 乳液でフタをする
※全て自分の手を通して、肌の奥深くまでしみ込むようなイメージで
5.寝る時には加湿器を使用しよう
折角スキンケアをしても、寝ている間にどうしても乾燥は進んでしまいます。
寝ている間だけでも加湿器をつけておくと、朝起きた時の肌の乾燥度がまったく違います。
6.ひどい乾燥肌の場合は専門家に相談
自分でおこなう日々のスキンケアはとても大事です。
しかし、それでも一向によくならない場合や、ひどくなってしまった場合には、一度皮膚科へ相談しに行くことをおすすめします。
市販薬よりも効き目の強い薬や、病院でしか取り扱っていないアイテムを処方してくれます。
最後に
冬になると気になる乾燥肌… 化粧のノリも悪くなるし、かゆくなったりして本当に大変です。
この記事があなたのお役に立てれば嬉しく思います。
