洗顔は日常生活の中で、かかさず行っていることだと思いますが、みなさんは毎日どのような方法で洗顔されていますか?
正しい洗顔方法を知りたいけど、今さら聞きづらいな…という方のために、今回はNGな洗顔方法と正しい洗顔方法をご紹介していきたいと思います。
1.NGな洗顔方法
①冷水や熱いお湯で洗う
冷たい水で洗うと毛穴が引き締まるなどと聞いたことがありませんか?
でも、実はこれ間違いです。 毛穴が引き締まるのではなく、一時的に縮んでしまうそうです。 肌が急速に冷えると、乾燥の原因にも繋がります。
逆に熱いお湯で洗うと、皮脂が取れすぎてしまい、やはり乾燥の原因となります。
②ゴシゴシこすって洗う
鼻やおでこなどをゴシゴシ洗っている方も多いと思いますが、ゴシゴシ洗うことによって肌の角質を傷つけてしまい、乾燥や敏感肌の原因になります。
③水分を補充せずに洗顔料を泡立てる
きめ細かい泡を作っても、泡にある程度の水分が含まれていないと摩擦力が強まり、肌に負担をかけてしまいます。
④1日に3回以上洗顔
何回も洗顔を繰り返すと洗い流さなくてもいい皮脂まで洗い流され、保湿成分が奪われてしまいます。 洗顔は1日2回までにしましょう。
⑤2分以上洗っている
洗顔料を使用することで肌に負担がかかっているので、洗顔料をつけたら60~90秒で洗い流すようにして下さい。
⑥タオルでゴシゴシ拭く
タオルは摩擦を与えやすいのでゴシゴシ擦ってしまうと肌にダメージを与えてしまいます。
このようなNGな洗顔方法を続けていると、乾燥肌や敏感肌の原因になってしまったり、毛穴が目立つ、シミができるなどの症状に繋がりかねません。
このような状態にならないためには、正しい洗顔方法を知り、日々実践することが大切です。
2.正しい洗顔方法
①手洗い
洗顔をする前にまず手についている雑菌を洗い流して清潔な状態にします。
②ぬるま湯で素洗いする
洗顔料をつける前に32~35°Cぐらいのお湯で顔を素洗いして、ホコリなどの汚れを洗い流します。 さらに毛穴も開くので汚れが落ちやすい状態になります。
③水分を含ませて洗顔料をよく泡立てる
こうすると摩擦を軽減することができるので、できるだけきめ細かい泡をたくさん作って下さい。 泡を手早く作れる泡立てネットを利用すると便利です。
④力を入れずに洗顔
洗顔の基本は「泡を顔にのせる」です。
洗う順番は、まず皮脂の多いTゾーンから洗い始めます。 黒ずみになりやすい鼻はクルクルとマッサージするように洗いましょう。
Tゾーンを洗い終えたら次は頬。 頬はそこまで皮脂が出ないので、泡をのせるイメージでこすらないように洗いましょう。
そして最後は目や口を洗うのですが、他の部分に比べて皮膚が薄いので、優しく洗ってください。
⑤ぬるま湯で洗い流す
すすぎ残しがニキビや肌あれの原因になるので、15~20回ぐらいしっかりと洗い流して下さい。 あごやこめかみはすすぎが残りがちなので、しっかり洗い流しましょう。
お風呂で洗顔をする際は、シャワーを直接顔に当てたり、熱いお湯で洗い流さないように気を付けてください。
⑥清潔なタオルで拭く
せっかく正しい洗顔をしてもタオルでゴシゴシ拭いてしまったら台無しです。
タオルは必ず清潔なものを使用して、擦らずにタオルを顔に当てて、水分を吸わせるように拭いて下さい。
ここまでが正しい洗顔方法となります。
正しい洗顔をすると、
・セラミドや皮脂の保湿成分が不足しない
・ターンオーバーサイクルが乱れない
・毛穴の開きが収まる
・脂性肌、乾燥肌、敏感肌の予防
などの効果が期待できます。 どれも嬉しい効果ばかりですね。
次に洗顔料についても少しお話しします。
3.洗顔料は必要?
優しく洗顔しないといけないのなら、洗顔料は使わない方がいいのでは?と思うかもしれません。 しかし、洗顔料を使うことで酸化した皮脂や古い角質をキレイに洗い流すことができるので、洗顔料は使った方がいいです。
ただ、汗やホコリなどの汚れは素洗いでも十分落ちるので、朝の洗顔は素洗いだけでもいいでしょう。
洗顔料の選び方ですが、洗顔をする目的は顔についた汚れを落とすことなので、汚れをしっかり落とせるものを選んでください。
最近ではうるおい成分配合などの表記がある商品もたくさんありますが、保湿は洗顔後に化粧水やクリームなどでできるので、保湿よりも汚れ落としが優先です。
最後に
正しい洗顔方法についてお話ししてきました。 思っている以上に優しく洗顔してあげないといけないのですね。 私もついやってしまいがちなのですが、鼻などをゴシゴシ洗ってる人、結構多いのではないでしょうか。
洗顔の1番のポイントは「擦りすぎないこと」です。 正しい洗顔をして、悩み知らずの素敵な素肌を手に入れましょう。