あなたは朝型と夜型、どちらですか?
「早起きは三文の得」という諺もある通り、一般的には朝型にした方がいいという意見のほうが多い気がします。
しかし、私の場合は夜型生活の方がしっくりきます。 午前中は、集中しようにもなぜか頭がはたらかず、仕事がなかなか進みません。
一体、朝型の人と夜型の人とでは、何が違うのでしょうか?
1.朝型と夜型のメリットとデメリット
まずは、朝型と夜型それぞれのメリットとデメリットを考えてみましょう。
どんなものが挙げられるでしょうか?
①朝型のメリット
(1) 時間にゆとりが持てる
朝の時間を有効に使え、重要度の高いことを午前中に終わらせることができます。
早い時間に出社をすると、電話も鳴らず、仕事に集中できるので生産性が向上します。
(2)規則正しい生活が送れる
太陽が昇って目が覚め、夜になると眠くなるという、自然の摂理に沿った生活が送れます。
また、家族との時間も大切にできます。
(3) 体調が良くなる
早くから活動できるため、夕食も早い時間に食べることができます。
効率良くエネルギーを吸収し、消費できるサイクルになります。
②朝型のデメリット
(1) 労働時間が増える
朝早く出社し、仕事を終えたとしても、イレギュラーな依頼があれば対応せざるをえず、退社が遅くなってしまう可能性があります。
(2) 急な予定に対応できない
普段、規則正しい生活をしているため、急な飲み会などで、夜が遅くなってしまうと、生活リズムを元に戻すのが大変になります。
③夜型のメリット
(1) 静か
深夜は交通量が少なく人通りもまばらなため、静かな環境で落ち着いて作業ができ、深いところまで物事を考えることができます。
(2) 活発にコミュニケーションできる
夜の飲み会などにも平気で参加でき、いろいろな人と関わりを持つことができます。
チャンスもつかみやすいと言えます。
(3) 急な予定に合わせられる
例えば、明日の朝が早くても夜型の人は意外とすんなり起きられます。
体が臨機応変に対応できるようにできており、一度リズムが狂ってもすぐに元に戻せます。
④夜型のデメリット
(1) 太る
ただでさえ代謝が悪くなっている時間帯に起きている上に、飯テロの誘惑もたくさんあります。 太る条件が整っています。
(2) 睡眠不足になりやすい
生活リズムが狂ってもすぐに元に戻せますが、その回数が多くなりがちなので、機嫌が悪くなります。
(3) 精神的に落ち込みやすい
生活リズムが不規則なると精神的にもよくありません。
夜型の人にはうつ病の人が多いと言われています。
それぞれの、メリットとデメリットを見てきましたが、正直どっちもどっちという感じがしますね。
2.朝型、夜型を決めるのは遺伝子?
朝型と夜型の決定的な違いは、実は体温にあります。
朝型の人は起床後すぐに体温が上がり、夕方頃にピークを迎えます。
夜型の人は、お昼頃になって体温が上がり、ピークを迎えるのは夜です。
通常、体温が高いと人間は活動的になります。
その違いが、朝型と夜型を分けている原因です。
つまり、朝型夜型は生まれつきの体質であって、あなたがどちらなのかは遺伝子で決定されているのです。
3.朝型と夜型の体内時計
人間にはもともと体内時計があり、眠りと目覚めをコントロールしています。
それは遺伝子によってコントールされていることが明らかになっており、「時計遺伝子」と呼ばれるそれは、10種類以上も発見されています。
その遺伝子があなたを朝型か夜型かに決定しているのです。
ある程度柔軟性があるようで、体内時計は少しなら意識的に変えられるようです。
4.自分がどちらか見分けるには?
単純にどちらの時間帯が集中できるかで判断すればいいと思います。
普段、意識せずに生活をしているのであれば、それがあなたのリズムです。 無理に変える必要はありません。
インターネットで簡単にどちらかがわかるテストができるので、やってみるといいでしょう。 私は完全なる夜型でした。 夜食には気をつけます、はい。
最後に
朝型と夜型はどちらもにメリットがあり、デメリットがあります。
朝型は社会的な評価が高く、健康面にも良い影響を及ぼします。
一方、夜型は、芸術家、起業家の方が多く、リスクと一緒にチャンスを掴んでくるような人が多いようです。
単純にどちらが良いというわけでなく、自分がどちらなのかをはっきりさせておくことが大切です。 最高に集中できる時間に、最高のパーフォーマンスを発揮できるように、まずは生活リズムを記録してみてください。
それが分かれば、あなたの遺伝子レベルの強みが人生で活かされることになります。