果物はとってもおいしいだけでなく、身体にさまざまな効果を与えてくれます。 例えば、ビタミンやミネラルが入っているので、生で食べると健康にいいだけではなく美容にも最適です。
同じ食べるならいい物を選びましょう。 そこで今回は、おいしくて新鮮な果物を選ぶコツをご紹介します。
1.果物の選び方 総論
重みがあるものはみずみずしく、張りやツヤがあるものは新鮮な証拠です。
また、果物についている白い粉は農薬ではありません。 ブルームと呼ばれる果粉で、果物自身が自分の実を保護して乾燥を防ぐために分泌しているものです。
ブルームは新鮮で熟している果物ほど多いので、付いているものがおいしい果物です。
いくら色がきれいでおいしそうでも、農薬がたくさん使われているものは心配ですよね。
外国産の果物は、輸入に時間が経っているにも関わらず、日持ちがするものは怪しいものです。 皮をむいて食べれないイチゴやさくらんぼなどは、よく洗って食べましょう。
少しでも安全な果物を選ぶポイントは、旬の時期に食べること、そしてやはり国産の物を選ぶことです。
なお、おいしい・新鮮な野菜の選び方については、こちらの記事をご覧ください。
2.種類別 おいしい果物の選び方
①いちご
旬の時期:12~5月頃
・赤色が全体に色づき均一である
・表面に傷がなくツヤがある
・ヘタがしなびてない
・ヘタが青くて元気がよい
②さくらんぼ
旬の時期:6~7月頃
・粒が大きくて果皮に張りとツヤがある
・色は鮮やかなもの
・色が黒ずんだり、褐色の斑点があるものは避ける
・軸が青々としている
③バナナ
旬の時期:通年
・付け根が新鮮である
・表面が黄色く色づいたもの
・表面に茶色の斑点が出ているものが食べ頃
※バナナと一緒に保管すると他の果物が早く熟します
④マンゴー
旬の時期:4~8月頃
・表面にしっとりとツヤがある
・色鮮やかでふっくらとしているもの
・表面にしわや黒い斑点があるものは避ける
・さわってぶよぶよするものは古いので避ける
⑤桃
旬の時期:7~9月頃
・形がふっくらときれいな丸みがあるもの
・全体的に赤く色づいているもの
・皮の色は濃い方が甘味が強い
・全体にうぶ毛があるもの
・色の濃い部分に白い点々があるとよい
※熟すまで冷蔵庫に保管しないこと
⑥メロン
旬の時期:4~9月頃
・網目があるものは、くっきりして細かく均等にあるもの
・形は丸みがきれいなもの
・表面の色は、均等についているもの
・ずっしりと重いものもの
※熟すまで冷蔵庫に保管しないこと
⑦梨(和梨)
旬の時期:7~10月頃
・ずっしりと重みがある張りがあって皮が張っているもの
・扁平気味で高さがあるものより横に張りのあるもの
・点々の間隔が広いもの
・熟すと果皮の点々が減っていく。 表面がツルツルのものが食べ頃
※追熟しないので買ってすぐ食べること
⑧梨(西洋梨)
旬の時期:9~12月頃
・表面に傷があるものは傷みやすい
・弾力のあるものは熟している
・熟すと香りが強くなる
・色は全体的に黄色いもの
・軸の回りがかすかにやわらかいものが食べ頃
※熟すまで冷蔵庫に保管しないこと
⑨ブルーベリー
旬の時期:6~8月頃
・色が濃く、鮮やかな青紫色のもの
・表面に弾力があるもの
・色は全体に色づいているもの
・白い粉がついているものは新鮮である
⑩みかん
旬の時期:9~2月頃。ハウス栽培のものは、6~9月頃。
・ヘタの切り口が小さいもの
・表面の色が濃く張りがあるもの
・重みがあるもの
・形が扁平で、皮の粒が小さくはっきりしているもの
・実は小さめで皮が薄いもののほうが糖度は高い
⑪りんご
旬の時期:9~1月頃
・表面が赤いもの
・軸が太いもの
・ツヤがあるもの
・おしりの部分が黄色いものは完熟して甘味がある
・サイズは中くらいのものがよい
・もった時に重みがあるもの
・表面の色がまだらや傷のあるものは甘味に影響はない
⑫キウイフルーツ
旬の時期:外国産は通年。 国内産は12月~4月頃。
・形はきれいな楕円形である
・表面にはうぶ毛が全体的についているもの(品種によってはないものある)
・弾力のあるもの
・色は全体に薄い茶色である
・表面に傷がないもの
・持った時にやわらかいものは食べごろ
※熟すまで冷蔵庫に保管しないこと
⑬ブドウ
旬の時期:6~10月頃
・粒に張りがある
・軸は太くて青いもの
・軸が茶色いものは、収穫から日数が経っている
・表面に白い粉が付いているものは鮮度がよい
・色は、黒系と茶系のものは濃い色のもの。緑系のものは、黄色っぽいものがよい
⑭すいか
旬の時期:5~8月頃
・表面に弾力があるもの
・緑色と黒色がはっきりしているもの
・ツルとお尻の部分の薄茶色が小さいものがよい
・ヘタの周りがへこんでいるのもの
・叩いた時に、ポンポンと響く音がする方がよい。鈍い音は、熟れすぎている
まとめ
見た目がよいだけでは、おいしく安全な果物は選べません。
チェックポイントを頭に入れて、おいしくて新鮮な果物を選べる選択眼を養いましょう。
信頼できるフルーツショップを見つけるのもポイントです。