同じ金額で買うのなら、少しでも新鮮でおいしい野菜を手に入れたいものです。
近所に無条件で信用できる八百屋さんがあればいいのですが、なかなか巡り合えるものではありません。
そこで、スーパーなどでできる新鮮でおいしい野菜の見分け方を紹介したいと思います。
1.野菜の選び方 総論
①葉を見る
緑色の部分は色が濃いものを選びます。
ネギなどは白と緑の部分がありますが、どちらも色が濃い物で葉先がピンと伸びているものを選びましょう。
②切り口を見る
大根やニンジン、ピーマンなどは、鮮度が落ちると切り口が変色します。
茎の部分が黒ずんでいないものを選びましょう。 また、切り口の直径が小さい方が肉質がやわらかくておいしいです。
③重さを見る
重さがあるものは水分がより多く含まれているので、見た目よりもずっしりとしたものがお勧めです。
キャベツやレタス、白菜などは巻きがしっかりしたものを選びましょう。
④～⑥は安全な野菜を選ぶポイントです。
④国産のものを選ぶ
中国産などは農薬がたくさん使われていることもあるようです。国産の野菜を選びましょう。
特に地元のもので、生産者の名前などが表記されているものは安心できますね。
⑤遺伝子組み換えに注意
遺伝子組み換え食品は、動物実験などで影響が出ているという報告もあります。
人体に影響を及ぼすかはまだ解明されていませんが、できれば避けた方がいいでしょう。
⑥旬の野菜
今は一年中食べたい食材が手に入りますが、旬の野菜は栄養価が高いです。
それぞれの野菜の旬を知り、積極的に選ぶようにするといいでしょう。
2.種類別 野菜の選び方
①きゅうり
旬の季節：夏
・皮に張りがある
・トゲがしっかりついている（イボがないきゅうりもある）
・色は、ムラがなく、きれいな深緑色
・太さはなるべく均一
・重みがある
②トマト
旬の季節：夏
・皮に張りがある
・ヘタがみずみずしく、濃い緑色
・均一な色
・丸くて、重みがあるもの
③なす
旬の季節：夏
・黒光りした光沢があるもの
・ヘタにトゲトゲがしっかりついているもの（トゲのない種類もあるので注意）
・ヘタの切り口がみずみずしいもの
・しわがなくふくよかなもの
④玉ねぎ
旬の季節：春
・重みがある
・皮は乾燥している
・傷、根や芽が出てるものは避ける
・頭の部分を押してもへこまないもの
・ふっくらと丸みがある
⑤じゃかいも
旬の季節：春・秋
・表面の色が均一
・黒いシミなどがなく乾いている
・全体的に丸みがある形状
・ふっくらと膨らんでいる
・ぼこっと飛び出ていたり、しわがあるもの、歪んだ形状のものは避ける
・皮が緑色のものは避ける
・重みがあるもの
・硬くて張りがあるもの
⑥にんじん
旬の季節：秋
・白い筋が均等に並んでいるもの
・芯が小さく中心になるもの（やわらかい傾向にある）
・芯が太いものは避ける（硬い傾向にある）
・緑がかったものは避ける
・表面はツヤと張りがあるもの
・滑らかなオレンジ色のもの
⑦レタス
旬の季節：春～夏
・ぎっしりはが詰まっていず、ふわっと巻いているもの
・淡い緑色
・濃い緑色は避ける（苦みがある）
・押すと弾力のあるもの
・芯の切り口の大きさは、10円玉サイズより小さく、断面は白いもの
・小玉より中玉以上のもの（小玉は苦みがある）
・葉が変色しているものは、劣化しているので避ける
・葉脈がきれいな5角形になっている（裏返すと5本の太い葉脈がある。この5本を軸として5角形になる）
⑧にら
旬の季節：春
・葉の緑色が濃くてきれいな色のもの
・幅が広めで肉厚なもの
・葉の先が枯れていないもの
・張りやつやがありみずみずしいもの
・切り口が変色しているものは鮮度が古い
⑨キャベツ
旬の季節：特になし
・外側の葉が緑色でみずみずしいもの
・切り口が白いもの（新鮮）
・切り口が変色している、乾燥やひび割れているものは避ける
・軸は500円玉よりも小さいもの（軸が大きいとはが硬い）
・春キャベツは、外側の巻きがゆるく軽いもの
・冬キャベツは、しっかりと葉が巻かれ、重みがあるもの
・カットキャベツは、葉に隙間がなく、芯が上まで伸びているもの
⑩ほうれん草
旬の季節：冬
・葉が濃い緑色でみずみずしいもの
・根本が赤くふっくらしているもの
・芯が太いもの
・細すぎるものは避ける
・しおれているものは避ける
⑪小松菜
旬の季節：冬
・茎は太めで張りがある、みずみずしいもの
・葉が肉厚である
・濃い緑色
・黄色く変色しているものは避ける
⑫もやし
旬の季節：なし
・ピンと張りがある
・根は変色していないもの
・白くて太いもの
・葉のような部分が黄色い
・豆が開ききっていない
・袋が密閉されていているもの
まとめ
新鮮な野菜選びのポイントは、色鮮やかでみずみずしいもの、弾力があるものを選ぶことです。 また、見た目だけではなく安全性をチェックすることや旬の野菜を積極的に取り入れることも大事です。
新鮮でおいしい野菜を選ぶ知識と目を養いましょう。
