納豆を食べる際の注意点 せっかくの効果を弱めないために

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納豆は古くから日本の健康食として親しまれている身近な食べ物です。
独特のにおいが苦手な方もいると思いますが、身体に必要な栄養素が豊富に含まれておりその健康効果は抜群です。
ただ、そんな健康食である納豆も食べ方を間違えてしまえば十分な効果が得られません。
そこで今回は、納豆を食べる際のポイント、注意点についてお話しします。

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1.納豆に含まれる栄養素

納豆には、女性に嬉しい髪のハリ・ツヤをキープしてくれたり、アンチエイジング効果のある大豆イソフラボン、腸内環境を整えて便秘解消に繋がる不溶性食物繊維、集中力や記憶力向上、肌荒れやニキビ・シミを防ぐ効果のあるレシチンが豊富に含まれています。

また、あのネバネバの成分であるムチンには、タンパク質の吸収を助ける作用やお肌を潤す効果が、ナットウキナーゼには、ドロドロの血液をサラサラにする効果や悪玉コレステロールを減少する効果があります。

2.納豆を食べる際のポイント・注意点

(1)食べ過ぎない

これだけたくさんの健康効果が期待できる納豆ですが、食べれば食べるほど効果が高まるわけではありません。 1日の平均的な目安は1パックといわれており、約50gで十分な効果が発揮されます。

納豆にはプリン体がビールよりも多く含まれているので、食べ過ぎると痛風の原因になったり、ホルモンバランスを崩して生理不順を引き起こすこともあります。
また、納豆ダイエットというのが流行ったこともありますが、納豆のカロリーは意外と高く、食べ過ぎるととダイエットどころか太る可能性もあります。
我が家でも1人1日1パックまでに抑えるようにしています。

(2)賞味期限について

納豆菌は発酵されるほど効果があるので、賞味期限ギリギリに食べるのがオススメです。
賞味期限が切れそうな時は冷凍してしまえば栄養素もそのまま保存されますが、解凍する際はレンジなど使わず冷蔵庫か常温で時間をかけて解凍しましょう。
納豆の賞味期限は、適度な発酵によって過度なアンモニア臭が発生しない期間に設定されています。
なので、賞味期限が切れたからといってすぐに腐って食べられなくなるわけではりません。

ただ、雑菌が入りやすい保存状態が続くと納豆菌以外の雑菌が増えて腐ります。
水っぽくなる、糸をまったく引かなくなる、カビが生えるなどした場合には食べないようにしてください。

(3)加熱しない

ナットウキナーゼは熱に弱いため、加熱するとせっかくの効果が期待できなくなります。
納豆汁や熱々の炊きたてご飯の上に納豆をかけて食べる人も多いと思いますが、これはNGな食べ方なのです。
私も何も知らない時は納豆かけご飯が大好きでよくやっていましたが、今は納豆の効果を最大限発揮させるため別々で食べるよう心掛けています。

(4)いつ食べるのがいい?

朝に食べるか夜に食べるかでも健康効果が変わってきます。
自分にあったベストなタイミングを知り効率的に効果を発揮させたいですよね。

ナットウキナーゼは食後10~12時間働くとされており、血流が滞りやすい寝ている間に被らせると血流がスムーズになり、お肌にも栄養が届きやすくなります。
なのでコレステロール値が高く血液の流れが悪い・血圧が高い、肌荒れが気になるという方は夜に食べるのがオススメです。

昼食で健康的な食事がなかなかとれずファーストフードが多くなってしまう人は、セカンドミール効果が期待できる朝に食べるのがオススメです。
セカンドミール効果とは、最初の食事(ファーストミール)が次の食事(セカンドミール)の後の血糖値に影響を及ぼすことを言います。
納豆は糖や脂肪の吸収を穏やかにしてくれたり、血糖値の上昇も穏やかにしてくれるという効果が期待できるのです。 また、納豆は腹持ちも良いと言われているので、間食がやめられない、朝食後に小腹がすくという方も朝がオススメです。

私は仕事がある日には朝食、休みの日には夕食で食べることが多いです。
ぜひ参考にしてみてください。

3.納豆の効果をアップさせる食べ方

健康効果の高い納豆をもっともっと高める食べ方をいくつかご紹介します。

(1)ネギ

ご存知の方も多いと思いますが、ネギを混ぜて食べると栄養バランスがより高まります。
ネギに含まれる硫化アリルという成分は、血液血中コレステロールを下げる作用やビタミンB1の吸収を高め疲労回復の働きがあると言われています。

(2)キムチ

納豆とキムチの組み合わせも良いと言われています。
納豆菌と合わせることによってキムチに含まれる乳酸菌が増え、整腸作用が期待できます。
キムチのカプサイシンが脂肪燃焼を促すので、そういった面も食べ合わせが良い理由の1つですね。

(3)大根おろし

納豆×大根おろしの組み合わせも○です。
大根おろしはビタミンCが多く含まれているので美肌効果も期待できます。

(4)レタス

次に納豆×レタスです。
ダイエットをする時に、血糖値が上がりやすいものから食べると人間の身体は血糖値を下げようとします。 それによって体脂肪が増えていくので、納豆×レタスのような血糖値の上がりにくい食品を食べておくことによって吸収速度が遅くなり、脂肪の蓄積を抑えてくれるのです。

牛乳・玉ねぎ・唐辛子なども相性が良いと言われています。
納豆×レタスは私もよく食べますが、食感もよくて美味しいのでオススメですよ。
その他、毎日飽きずに食べられる納豆のレシピをこちらの記事でご紹介しています。

最後に

なんとなく健康にいいと思って食べている納豆には、本当に身体に良い効果がたくさんあるんですね。 食べるタイミングや食べ合わせを意識することで、ダイエット・アンチエイギングや血液・血圧への効果も期待できます。
いつまでも健康でいるために、納豆の食べ方・注意点に気をつけて納豆の効果を最大限発揮させましょう。

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