若いのにダルくて疲れやすい その原因と改善方法

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若いうちは疲れ知らず。 まだ若いんだから大丈夫! そんなイメージを持っていませんか?
それは大きな間違いで、若くても疲れるものです。
ただ、疲れるというのは年齢に関係なく起きる現象ですが、疲れやすいというのは別の話です。 若いのに疲れやダルさを感じやすいのなら、その原因は日頃の生活習慣にあるかもしれません…

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1.疲れやすい原因

①睡眠の質

しっかり寝ているのに疲れが取れない場合、睡眠の質に問題があると考えられます。
睡眠には、脳や体の疲れをとるという重要な役割があります。
つまり、睡眠は時間ではなく深さが大切なんです。
睡眠の質を下げてしまう要因として、以下のものがあります。

<睡眠の質を下げる要因>

・夜遅くの食事
・スマートフォンやテレビ、パソコンを見る
・ストレス
・カフェインの摂り過ぎ
・自分の体に合わない寝具で寝ている
・寝る前に考え事をする

このような行動が、睡眠の質を低下させている可能性があります。

②運動不足

運動不足が習慣化すると、体の筋肉は衰える一方です。
血行が悪くなり、便秘や冷え性、肩こりなど体の倦怠感を感じやすくなります。

さらに、運動不足は基礎代謝も低下させます。
代謝が落ちると、体を動かすのに必要なエネルギーの生産効率までもが落ちてしまいます。
その結果、体がエネルギー不足となり、疲れやすくなるのです。

③食生活の乱れ

外食が多かったり、ダイエットなどの食事制限による栄養バランスの乱れも、疲れやすくなる原因の1つです。
ご存知の通り、栄養素には「炭水化物」「脂質」「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」と呼ばれる5大栄養素があります。
このうちどれかの栄養素が不足していたり、逆に過剰だったりするなど、栄養バランスに偏りがあると体に負担がかかります。 その結果、疲れやすい体になっている可能性があります。

④ストレス

私たちの体には、「自律神経」と呼ばれる体の機能を調整する神経があります。
この神経は、活動時に優位になる交感神経と、リラックス時に優位になる副交感神経の2つで成り立っています。

自律神経はストレスを感じると、交感神経が優位になります。
交感神経には血管収縮させ体を緊張状態にする作用があるため、交感神経が優位になる時間が長いと、体の緊張状態も長く続きます。
その結果、体が疲れやすくなったり、だるさがあらわれます。

⑤うつ病

うつ病は精神疾患の代表的なものの1つです。
気分が塞ぎこんで、やる気が起きないなどの特徴をもった病気です。
うつ病は心だけでなく不眠や頭痛、肩こりといった症状があらわれるなど、体にも影響を及ぼします。 うつ病による不眠によって脳や体の休息が不十分だと、疲れやすい体になります。

2.疲れやすい体を改善する方法

疲れやすい体になる原因を知ったら、次は対策です。
早速、改善方法をご紹介していくことにしましょう。

①入眠準備をする

睡眠の質を上げるためには、寝る前の準備がポイントです。
交感神経でなく副交感神経を優位にすることで、眠りに入りやすくします。

(1) 部屋の照明を暗くする

夕食を済ませたら、部屋の明かりを間接照明などにして暗くしましょう。
そして、布団に入ったら部屋は真っ暗にすると、深い眠りにつきやすいです。

(2) スマートフォンやテレビは1時間前まで

スマートフォンやテレビは交感神経を優位にしてしまい、寝つきの悪さに繋がります。
スマートフォンやパソコンの操作、テレビを見るのは寝る1時間前までにするのが理想です。

(3) マッサージやストレッチをする

マッサージやストレッチには、血行促進作用やリラックス効果があります。
寝る前に、体をほぐしてあげることで、寝つきがよくなります。

②軽い運動

運動といっても歩いたり、階段を登るなどの軽い運動で構いません。
この程度の運動であれば、普段の生活に取り入れられるのではないでしょうか。
適度な筋肉をつけておくと、疲労の原因となる乳酸がたまりにくくなります。
血流も良くなり、栄養や酸素が全身に行き渡ることで、疲れにくい体質に改善する効果が期待できます。

③バランスのよい食事

疲れにくい体を作るには、栄養バランスのとれた食事が必要不可欠です。
5大栄養素をバランス良く食事に取り入れるよう意識しましょう。
特にビタミンやミネラルが不足すると、疲れやすくなります。

ビタミンB群には、食事で摂取した栄養素をエネルギーに変換する働きがあり、疲労に大きく関わりのある栄養素です。 疲れやすい人は、積極的に取り入れてください。
和食を中心にすると自然と栄養バランスの良い食事になります。
煮物などを作り置きしておくと、支度もラクになるのでおすすめです。

④湯船に浸かる

湯船に浸かると血行が促進され、体温が上がります。
すると副交感神経が優位になり、リラックス状態になります。
その結果、体の緊張状態が解消され、筋肉のこりをほぐすことができます。
ただ熱いお湯は逆効果になるので、38~40℃のお湯に15~20分じっくり浸かりましょう。
この時に、自分の好きな入浴剤を入れたりマッサージをすると、リラックス効果が高まります。

⑤深い呼吸をする

呼吸が浅いと、体内の酸素量が少なくなってしまいがちです。
それが、疲れやすさや体力のない体の原因になっている可能性があります。
呼吸は胸ではなく、お腹で呼吸をするようにしましょう。
深く息を吸い込むと、体に取り込む酸素の量が増えます。
すると栄養素や血液が体の隅々まで行き渡り、エネルギーを作りやすい体質に改善できます。

最後に

あなたは日頃、疲れやすさを感じていませんでしたか?
若いからという思い込みが体に無理をさせてしまい、疲労を蓄積してしまっている可能性があります。 また、普段の生活習慣が疲れやすい体を作っていることも考えられます。
疲れ知らずの体を作るには、「規則正しい生活」をするのが1番の近道です。
質の高い睡眠、バランスの良い食事、適度な運動をして、疲れ知らずの体質に改善していきましょう。

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