頭皮マッサージの正しいやり方と4つの効果

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あなたは普段、頭皮のケアをしていますか?
ヘアケアは髪の毛に対するケアですが、綺麗な髪の毛を育むためには頭皮のケアが大切です。
髪の毛の土台となる頭皮の状態が良くなければ、いくら髪の毛のケアをしても効果は期待できません。
そこで今回は、頭皮のケアに効果的な頭皮マッサージのやり方や効果などについてお話しします。

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1.頭皮マッサージの目的

髪の健康を維持するためには、同時に頭皮の健康も維持しなくてはなりません。
頭皮の状態が悪いと、やせ細った髪の毛になってしまったり、抜け毛や薄毛の原因となる可能性もあるからです。

頭皮マッサージは、頭皮の血行を促進するのが1番の目的です。
血流が改善されれば頭皮の隅々に栄養を運ぶことができ、髪の成長が促されます。

また、頭皮マッサージには、固くなった頭皮に柔軟性を持たせる目的もあります。
頭皮が柔らかくなることで、髪の毛の成長が促進されるとともに、毛穴に詰まった汚れが排出されやすくなります。

2.頭皮マッサージのやり方

①首や肩の血流を促す

ご存知の通り、血液は心臓から全身に送られています。
心臓よりも上の位置にある首筋や肩周りは、血流が重力に逆らう形となるため、停滞しやすいのです。
そこで、これらの部分の血流を促すことで頭皮に到達する血液を増やし、頭皮マッサージの効果を高めることができます。

まずは、首筋の血流を促す方法です。
耳と顎の境目あたりを押すと痛くありませんか?
極端に痛い場合、血流が溜まっている可能性が高いです。
そこから顎下までを指で優しく指圧し、揉みほぐして血流を促しましょう。

次は肩周りの血流を促します。
肩甲骨を動かすことを意識しながら、腕を5回程度回してください。
この下準備をすると、頭皮マッサージの効果がグッと高まります。

②頭皮を優しく揉みほぐす

<頭皮全体のマッサージ>

まず、こめかみに小指を置き、薬指と中指、人差し指を耳を覆うように置いてください。
親指は首筋のあたりにくるので、そこで固定します。
そして親指は動かさずに、4本の指を使って円を描くようにマッサージしていきます。
指の位置を少しずつずらしながら、頭頂部を目指して行います。
この時、頭皮をこするのではなく、頭皮も指と一緒に動かすことを意識してください。

<前頭部~こめかみ部分のマッサージ>

両手の人差し指、中指、薬指を、おでこの中心の生え際に当てます。
そして、頭皮を動かすように、上下に6回動かします。
この動作を生え際に沿って、位置をずらしながら、こめかみに向かっておこなってください。
最後はこめかみを、手のひらで8回円を描くようにゆっくりマッサージして完了です。

③頭頂部のツボを押す

上のマッサージ方法で頭皮を揉みほぐしたら、仕上げに百会(ひゃくえ)と呼ばれるツボを押しましょう。
百会は頭頂部のくぼみに位置しています。 血行促進効果や抜け毛、白髪予防などさまざまな効果があるとされており、万能のツボともいわれています。
このツボを3秒間押すのを3回繰り返してください。

④効果がアップするタイミング

頭皮マッサージは、血行が良くなる入浴中や入浴後に行うと効果的です。
頭皮の緊張もほぐれやすいので、余計な力が入りづらく、頭皮に負担をかけずに行えます。

3.頭皮マッサージの効果

①血行促進

上記の通り、頭皮マッサージの1番の目的は血行促進です。
優しくマッサージを行い、頭皮を刺激することにより、血流改善効果が期待できます。

②頭皮の柔軟化

頭皮が硬い状態になると、毛根が定着しにくくなります。
髪の毛は育たなくなり、抜け毛や薄毛の原因に繋がる可能性があります。
頭皮マッサージで頭部全体を揉みほぐすことで、頭皮に柔軟性を持たせる効果が期待できます。

③毛穴の汚れを押し出す

頭皮には、汗腺や皮脂腺が無数に存在しています。
そのため、汗をかきやすく、毛穴に汚れや皮脂が詰まりやすい部位でもあります。
毛穴が詰まってしまうと、毛乳頭と呼ばれる機能の働きが低下してしまいます。
すると、髪の毛の成長が妨げられ、薄毛や抜け毛の原因にもなります。

頭皮マッサージをして、頭皮を動かすと毛穴も一緒に動かすことができます。
そのため、毛穴の中に詰まった汚れを排出する効果があるのです。
シャワーを当てながらマッサージすると、汚れを押し出しやすくなります。

毛乳頭は頭皮の毛細血管と繋がっていて、発毛や脱毛に携わる部位です。
毛細血管を通って運び込まれた栄養を、髪の毛を生成する毛母細胞に届ける役割があります。

④顔のリフトアップやむくみの改善

頭皮と顔は繋がっています。
頭皮が健康になれば、顔にもいい影響がもたらされます。
頭皮マッサージをすることで血行が良くなり、頭皮のたるみや毛穴が引き締まります。
するとその分、顔が上に持ち上がりリフトアップ効果が期待できるのです。
血流も促進できるので、顔のむくみにも有効とされています。

4.頭皮マッサージをする際の注意点

①爪を立てない

爪を立ててマッサージをしてしまうと、頭皮を傷つけてしまう可能性があります。
頭皮は、皮脂が多く雑菌が繁殖しやすい部位です。 傷口に雑菌が侵入してしまうと、炎症を引き起こす場合があります。 マッサージは必ず指の腹を使って行いましょう。

②長時間しない

頭皮マッサージは、やればやるほどいいという訳ではありません。
長時間行うと、逆に頭皮を傷めてしまう可能性があります。 1度のマッサージは3~5分程度にしてください。

3~5分でも、マッサージ後に頭皮が痛くなる場合は時間を短くしてください。
1度に長時間やるのではなく、数回に分けてやると良いでしょう。

③力まかせなマッサージはNG

頭皮は顔よりも皮膚組織が薄く、厚みもありません。
意外かもしれませんが、頭皮はデリケートな部位なんです。
そのため、力任せにマッサージをしてしまうと、毛細血管を傷つけてしまう場合があります。

頭皮が硬い状態で行うと、どうしても力が入ってしまいがちです。 必ず優しく揉みほぐしてください。 気持ちよく感じるぐらいの力加減で行いましょう。

最後に

頭皮マッサージは発毛に有効なイメージですが、綺麗な髪の毛を育むためにも大切なケア方法です。
これからの季節は、紫外線のダメージも蓄積されやすくなります。
頭皮のケアをして綺麗な髪の毛を目指しましょう。

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