あなたは普段どのようなヘアケアをおこなっていますか?
ちゃんとヘアケアをしているのに、髪の毛のダメージが気になるという人も多いのではないでしょうか。 それはもしかすると、ヘアケアの方法に問題があるのかもしれません。
今回は、髪や頭皮を痛めるNGなヘアケア方法をご紹介します。
1. NGなブラシッング方法
①頭頂部からのブラシッング
上から下に向かってとかすと、毛先に絡まりが集まり切れ毛の原因となります。
また、頭皮が引っ張られることで抜け毛や薄毛の原因にもなるそうです。
②力強いブラシッング
勢いよく髪の毛をとかすと摩擦が発生し、毛先にダメージを与えます。
さらに、絡まった髪の毛を勢いよくとかすと髪の毛、頭皮どちらにも大ダメージを与えます。
絶対にやらないでくださいね。
③濡れた髪の毛のブラシッング
濡れた髪の毛はキューティクルが柔らかいため、枝毛や切れ毛を引き起こしやすくなっています。
この時にブラシッングをしてしまうと、キューティクルが剥がれ落ちる可能性があります。
キューティクルは、髪の毛の表面を覆っている成分です。
外部からのダメージから髪の毛を守るバリヤ機能の役割をしています。
④ナイロンやプラスチック製のブラシを使用している
このような素材のブラシは静電気が発生しやすく、髪の毛にダメージを与えやすいです。
さらにブラシの部分が硬いものだと、頭皮まで傷付けてしまう可能性があります。
2. NGなシャンプー方法
①シャンプーを直接髪の毛や地肌につけている
直にシャンプーをつけてしまうと、シャンプーがついている部分、ついていない部分とムラができます。 そして、つき過ぎてしまった部分のシャンプーは毛穴の奥に入り込み、落としきれなくなることがあります。
その結果、頭皮に残ったシャンプーが刺激となり、炎症を起こす可能性があるのです。
②爪をたてたり、擦り合わせて洗髪している
爪をたてて洗うことによって地肌が傷付き、そこに菌が入って炎症を起こすことがあります。
また、洗うときに髪の毛を擦り合わせてしまうと、互いの髪の毛のキューティクルが剥がれ落ち、髪の毛の水分や栄養が抜けていってしまいます。
その結果、髪の毛のツヤがなくなり、パサついてしまうのです。
③熱めのお湯で洗っている
お湯の温度が高すぎると、必要な皮脂まで洗い流してしまいます。
それにより、地肌が乾燥したり、キューティクルが剥がれやすくなるのです。
④1日に何回もシャンプーをする
暑い夏には1日に何回もシャワーを浴びたりしがちです。 この時、毎回シャンプーまでしてしまうと、地肌が乾燥して髪の毛がパサつく原因となります。
洗浄成分が強いシャンプーを使っている場合には、地肌が炎症を起こしてしまうこともあるようです。
3. NGなトリートメント方法
①トリートメントを頭皮からつけている
トリートメントを頭皮にまでしっかりつけてしまうと、トリートメントが毛穴を塞いでしまいます。
その結果、毛穴詰まりやフケ、かゆみを引き起こしやすくなります。
②たっぷりと使っている
トリートメントが髪の毛のダメージ補修をしてくれるからといって、たくさんつければいいというわけではありません。
髪の毛の毛穴に詰まるだけでなく、背中や顔周りの毛穴にも詰まってしまう場合もあります。
こうなると、吹き出物ができる原因になります。
③髪の毛がびしょ濡れの状態で使用している
髪の毛に水分が多い状態だと、トリートメントが浸透しづらく、定着しにくいです。
すすぎで水と一緒に流れ落ちてしまい、本来のトリートメント効果が期待できなくなります。
④トリートメントをあまりすすがない
トリートメントは、シャンプーよりも毛穴に詰まりやすいという性質があります。
そのため、しっかりとすすがないとトリートメントの油分が毛穴に残ってしまいます。
こうなるとフケやかゆみ、さらには雑菌の繁殖をも促す可能性があります。
4. NGなドライヤーの使い方
①至近距離での使用
以前、「業務用ドライヤーは家庭用と何が違う?選び方や注意点など」という記事でも触れた通り、市販のドライヤーは、業務用に比べて温度が高めに設定されています。
しかし、髪の毛は熱に弱く近付けて使うと熱で髪の毛が傷んでしまいます。
その結果、パサつき、切れ毛を引き起こしてしまうのです。
②温風で乾かしている
ドライヤーで髪の毛が傷むのは、温風が原因です。
長時間温風を当てると、髪の毛と頭皮にダメージを与えます。
同じ場所に温風を当て続けるのはもっとNG。 常にドライヤーを動かすようにして、同じ場所に2秒以上当て続けるのはやめましょう。
③ドライヤーの風を下から上にあてている
下から上にドライヤーの風をあてると、キューティクルが開いてしまう可能性があります。
すると、開いた部分から水分や栄養が逃げてしまい、ツヤのない髪の毛になってしまいます。
④髪の毛が完全に乾くまでドライヤーを使っている
ドライヤーの風で完全に乾かすのは普通だと思われがちですが、実はNGな行為なんです。
というのは、髪の毛に残ったドライヤーの熱によって、乾かし過ぎの状態になってしまうからなんです。
こうなると、髪の毛の内側の水分がなくなるだけでなく、頭皮の水分まで奪われてしまう可能性があります。
最後に
NGなヘアケア方法、あなたはしていませんでしたか?
冬場は髪の毛が乾燥しやすいため、日頃のヘアケアが重要となります。
正しいヘアケアをして、きれいな髪の毛を保ちましょうね。