洗髪しているのにフケがとまらない その原因と対策

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しっかり洗髪しているはずなのにフケがとまらないという場合、シャンプーの回数を増やそうと考える人が多いでしょう。
フケは頭から発生する垢なので、それが1番効果的だと思われがちです。 しかし、フケがとまらない原因の1つには、実はシャンプーによる洗髪もあるのです。
今回は、なかなかとまらないフケの原因と対策をご紹介します。

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1.フケの原因

実は、フケは誰にでも起こっている生理現象です。
健康な頭皮の場合は目に見えないほど細く、逆に頭皮に何かしらの異常が起きている場合は、目に見えるほどの大きいフケが発生します。

フケは地肌のターンオーバーによって不要になった角質が剥がれ落ちたものです。
このターンオーバーは、正常な地肌の場合は28日周期で起こります。 ところが、何らの異常が地肌に起きると、ターンオーバーは早まります。
すると、未熟なまま地肌の角質が剥がれ落ちるため、大きく目に見えるフケになるのです。

また、このフケにも大きく分けて「乾性フケ」と「脂性フケ」の2種類があります。


①乾性フケ

乾性フケとは、頭皮の乾燥により、角質が剥がれ落ちることによってできるフケです。 そのため、カサカサしているのが特徴です。

乾性フケは、

・洗髪のし過ぎや洗浄力の強いシャンプーの使用による乾燥。
・季節による空気の乾燥
・年齢によるエストロゲンの低下

などによる頭皮の乾燥が原因で起こります。

エストロゲンは女性ホルモンの一つです。 皮脂やヒアルロン酸を生成する手助けをする役割があります。

②脂性フケ

脂性フケとは、皮脂が頭皮の角質と混ざりあってできるフケです。 皮脂が原因のため、脂っぽくて湿り気があるのが特徴です。

脂性フケは、

・マラセチア菌の増加
・自己免疫力の低下
・アンドロゲンの過剰分泌

などによる皮脂の過剰分泌が原因で起こります。

マラセチア菌は常在菌なので、フケの有無に関係なく頭皮に存在しています。
ただ、脂性フケを患う人は通常の人の1.5~2倍のマラセチア菌が存在するそうです。
マラセチア菌は皮脂をエサにして増加します。 そのため、皮脂の分泌量が多い人はマラセチア菌を多く保有している可能性が高いです。

アンドロゲンは男性ホルモンの一つです。 アンドロゲンが過剰分泌されることで、皮脂も過剰分泌されてしまいます。

2.フケとシャンプー成分の相性

乾性は乾燥、脂性は過剰な皮脂が原因です。 それぞれの症状に合った成分のシャンプーを使って正しい洗髪をすることが大切です。

①乾性タイプにオススメのシャンプー

乾性タイプには、頭皮の乾燥をケアしてくれるオイル系のシャンプーがオススメです。
天然オイルを含んだシャンプーなので、洗浄と保湿の2つの効果があります。

オイル系シャンプーに含まれる代表的なオイルには、シアバター、ホホバオイル、アルガンオイル、馬油があります。
成分表にこれらの成分の表記があればオイル系シャンプーです。

②脂性タイプにオススメのシャンプー

脂性タイプには、アミノ酸系のシャンプーがオススメです。
アミノ酸系は、頭皮に必要な皮脂を残しながら洗いあげてくれます。 そのため、皮脂不足による皮脂の過剰分泌を防ぐ効果があります。

アミノ酸系に含まれる代表的な成分としては、ココイル系、ラウカイル系、ベタイン系があります。

自分のタイプに合ったシャンプーを選んだら、次に正しい洗髪の仕方を知っておきましょう。

③洗髪の仕方

・髪の毛をブラッシングして、絡みなどをとります。
・シャンプーをする前にお湯で素洗いをします。 ブラッシングと素洗いだけで、整髪料などの髪の毛の汚れはほぼ落とせます。
・シャンプーを軽く泡立てたら頭皮にのせます。 爪をたてずに指の腹で優しく洗います。
・髪の毛はすすいだ際に流れ落ちる泡で十分なので、頭皮をしっかりと洗って下さい。
・地肌にシャンプーの洗い残しがないようにしっかりとすすぎます。

以上が正しい洗髪方法です。 ぜひ参考にしてみてください。

3.乾性フケの対策

①シャンプーは1日1回まで

シャンプーによって洗い流された皮脂や保湿成分は、回復するのに24時間かかると言われています。
シャンプーのしすぎは頭皮を乾燥させてしまうので、1日1回にして下さい。

②頭皮を保湿する

乾燥を予防するために、頭皮専用のローションなどで保湿してあげましょう。
頭皮専用のものだと保湿だけでなく、フケの予防や炎症を抑える成分も配合されています。 ケアと予防が一緒にできるのでオススメです。

4.脂性フケの対策

①毎日シャンプーをする

皮脂が溜まった状態を改善するためには、まず毎日かかさずシャンプーをしましょう。
そうすることで頭皮を清潔に保つことができます。

②脂っぽい食事を控える

皮脂の分泌量が多い人には、脂っぽい食事やスナック菓子を好んで食べる傾向があります。
皮脂の分泌量を抑えるためにも、脂っぽい食事は控えるようにしてください。

③ビタミンB2、B6を摂取する

ビタミンB2とB6には脂質の代謝を促す働きがあります。 そのため、脂性フケの人は食事で積極的に取り入れて下さい。 サプリで補うのもOKです。

最後に

フケには種類があり、それによって対策も違ったのですね。
そのため、まずは自分がどのタイプのフケなのかを正しく理解することが必要です。
その上で正しい対策をして、フケの悩みを解決していきましょう。

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