普段のヘアケアで使うコンディショナーやトリートメント、正しく使えていますか？
なんとなくつけているというあなた。 もしかすると間違った使い方をしているかもしれません。
今回は、コンディショナーとトリートメントの違いや使う順番、注意点などについてお話しします。
1.コンディショナーとは
コンディショナーとは、髪の水分の蒸発を防ぎ、髪表面をコーティングするものです。
そのため、髪の指通りが良くなったり、摩擦などの刺激からの保護してくれたりします。
最近のコンディショナーには、上記の働きにプラスして保湿成分が配合されているものも多いです。
また、本来の髪表面の保護に加えて、髪の内部の補修ができるタイプもあります。
ただ、内部の補修能力はトリートメントには劣るようです。
2.トリートメントとは
トリートメントとは、傷んだ髪に成分を浸透させて内部からダメージを補修するものです。
髪の毛の質感をコントロールする働きもあります。
髪の内部に栄養や水分を補うので、傷みの根本から補修ができ、さらに髪が傷まないようにケアをする働きもあります。
3.コンディショナーとトリートメントの違い
①髪の毛の補修をする箇所
コンディショナーとトリートメントは、どちらも髪の毛の保護や補修をするものです。
混同されがちですが、コンディショナーは髪の表面を、トリートメントは髪の内部を補修する役割があります。
髪の毛の表面と内部、補修する場所がコンディショナーとトリートメントの大きな違いです。
②洗い流すタイミング
コンディショナーは髪の表面を保護するものなので、塗布後に時間を置いても意味がありません。
そのため、髪の毛になじませたらすぐに洗い流します。
それに対してトリートメントは髪の毛の内部に栄養成分を浸透させなくてはなりません。
そのため、髪の毛になじませたら5～10分時間を置く必要があります。
4.コンディショナーとトリートメントの順番
上記のとおり、コンディショナーは髪の毛の表面をコーティングするものです。
コンディショナーを先に使用してしまうと、トリートメントの有効成分が内部に浸透しにくくなってしまいます。
なので、コンディショナーとトリートメントを併用して使用する場合は、
シャンプー → トリートメント → コンディショナー
の順番で使ってください。
この順番にすると、トリートメントの有効成分を浸透させた後にコンディショナーで髪表面のフタをすることができます。
5.コンディショナーとトリートメントの使い方、洗い方
①シャンプー後、髪の毛の水気をしっかり切る
髪の毛の水気をしっかり切らないと、トリートメント成分が浸透しにくいです。
さらに、水と一緒に流れ落ちてしまい、トリートメント効果も弱まってしまう可能性があります。
面倒でなければ、タオルドライをするのがいいでしょう。
②トリートメントをつける
トリートメントは髪の毛の中心から毛先にかけてつけていきます。
まずは手ぐしでなじませます。
その後、目の粗いくしでとかすとトリートメント成分が行き渡りやすくなります。
そして、毛先を軽く握るようにして揉み込みましょう。 こうすることで浸透率がアップします。 あとは5～10分放置してから洗い流します。
③コンディショナーをつける
コンディショナーもトリートメント同様、髪の毛の中心から毛先にかけてつけてください。
コンディショナーを両手になじませたら、揉み込みながら毛先につけていきます。
コンディショナーは必要な成分が髪の毛に残るようになってい全体につけたらすぐに洗い流しましょう。
6.コンディショナーとトリートメントの使用頻度
コンディショナーは基本的には毎日使いましょう。
一方、トリートメントは少し手間がかかるので、髪の毛の傷みがひどくない人は週に1～2回の使用でOKです。 髪の毛の傷みがひどい人は改善するまでは毎日使って、内部からダメージを補修してあげましょう。
春から夏にかけては髪の毛が紫外線ダメージを受けやすい季節です。
なので、この時期はトリートメントの頻度を上げることをおすすめします。
7.使用上の注意点
①頭皮につけない
コンディショナーやトリートメントには、油分などの成分が含まれています。
こうした成分を頭皮につけてしまうと、毛穴詰まりを引き起こしやすくなり、その結果、ニオイやフケ、頭皮の炎症といったさまざまなトラブルの原因になりかねません。
髪の毛の中心から毛先に向けてつけるようにしてください。
②しっかりとすすぐ
コンディショナーもトリートメントもぬめりがなくなるまでしっかりすすいでください。
すすぎが不十分な場合も、上記のような頭皮のトラブルの要因になります。
最後に
コンディショナーとトリートメント、正しく使えていましたか？
以前私はどちらも間違えた使い方をしていました。
正しい方法で洗ってみたら、仕上がりの手触りが全然違いました。
正しく使って髪の毛をしっかりいたわってあげましょう。
