タイガーナッツとは 栄養素や効果 食べ方の注意点まとめ

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スーパーフードブームでどんどん新しいスーパーフードが出てきていますね。
今回は、最近特に注目されている「タイガーナッツ」を取り上げ、栄養素や効果、注意点などについて解説します。

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1.タイガーナッツとは

①タイガーナッツは野菜

名前にナッツがつくのでアーモンドなどと同じナッツ類だと思っている人が多いと思います。
しかし、タイガーナッツはカヤツリグサの根にできる塊茎(かいけい)と呼ばれる野菜なんです。

見た目はポップコーンや干し梅に似ています。 噛みごたえがあり、ナッツのような甘みがあります。 そのまま食べても美味しいです。
また、ナッツではないので、ナッツアレルギーの人でも食べることができます。

②タイガーナッツは古代食

スーパーフードとして注目されたのはごく最近ですが、実はタイガーナッツは古くから食されていました。
エジプトではお墓の中にタイガーナッツが埋葬されているのが発見されています。
ヨーロッパでも600年以上前から食されていて、現在でも「オルチャタ」と呼ばれるタイガーナッツとミルクを混ぜたものが愛飲されています。

2.タイガーナッツの栄養素

スーパーフードと言われるだけあって、タイガーナッツにはたくさんの栄養素が含まれています。

・タンパク質 ・脂質 ・炭水化物
・食物繊維 ・ビタミンE ・ビタミンB6
・リン ・マグネシウム ・カリウム
・カルシウム ・ナトリウム

この中でも、特に豊富な栄養素をピックアップしてご紹介します。

①食物繊維

アーモンドの食物繊維は100gあたり10.4gです。
それに対して、タイガーナッツは100gあたり30.4gと約3倍の食物繊維を含んでいます。
ゴボウと比較すると14倍にもなります。

②難消化性デンプン

難消化性デンプンは、別名・レジスタントスターチと呼ばれています。
消化しにくいのが特徴で、デンプンでありながら食物繊維のような働きをする成分なんです。

普通、デンプンは小腸で消化されエネルギーとなりますが、難消化性デンプンは小腸を通過して大腸まで届きやすくなっています。
そのため、通常のデンプンより吸収されるエネルギーが少なく、カロリーも約半分程度です。

③ビタミンE

ビタミンEはビタミンの中で最も強い抗酸化作用があって、若返りビタミンとも呼ばれています。 体内の細胞を酸化させ、シミやシワ、たるみの原因となる「活性酸素」を除去することで、高い美容効果が期待できます。

④カリウム

カリウムにはナトリウム(食塩に含まれる成分)を体外に排泄する働きがあります。
そのため、むくみの改善や血圧を下げる作用があります。

3.タイガーナッツの効果

①ダイエット

難消化性デンプンが含まれているので腹持ちが良いです。 なので、ダイエット中の間食にはもってこいの食材といえます。
間食で空腹感を減らすことで食べ過ぎを予防することができます。
また、血糖値の上昇を抑える効果もあるので、食前に食べるのもいいでしょう。

②便秘改善

先ほどご紹介したように、タイガーナッツには豊富な食物繊維が含まれています。
そのため、便秘改善効果が期待ができます。

③美肌・アンチエイジング

豊富なビタミンやミネラルを含んでいるので、肌荒れなどを防ぐことができます。
また、先ほどご紹介したビタミンEには、抗酸化作用以外に肌の新陳代謝を高める働きもあります。 そのため、肌のターンオーバーを促す効果も期待できます。

肌のターンオーバーは、古い角質から新しい角質に生まれ変わる肌サイクルのことです。
これが正常に行われることで、若々しい肌を保つことができます。

④高血圧の緩和

タイガーナッツには、血圧低下の効果が実証されている「アルギニン」というアミノ酸を含んでいます。
アルギニンには血管を拡張して血流を改善する効果があります。

⑤免疫力の向上

上記のアルギニンには、成長ホルモンの分泌を促す働きもあります。
それにより免疫細胞が活性化され、細菌やウイルスへの抵抗力が高くなります。
免疫力が向上すると風邪を引きにくくなったり、体にできた傷を早く治すことができます。
鼻炎などのアレルギー症状の緩和も期待できます。

4.タイガーナッツの食べ方

ナッツのような香ばしさと甘みがあるので、そのまま食べるのがおすすめです。
ダイエット中の間食として食べる場合は、皮付きの方が食べ応えがあるので満腹感を得られますよ。
血糖値が気になる人は、食前に食べると血糖値の上昇を抑えることができます。
ヨーグルトやグラノーラに加えるのもいいでしょう。

5.タイガーナッツを食べる際の注意点

①食べ過ぎに注意

タイガーナッツの摂取は1日8~10粒程度にしましょう。
10粒(6g)であれば30Kcalと低カロリーですが、食べ過ぎると高カロリーになってしまいます。 また、食物繊維が豊富なので、食べ過ぎるとお腹がゆるくなる場合もあります。

②たっぷりの水分と一緒に食べる

タイガーナッツは「不溶性食物繊維」が多いです。 この成分は水に溶けにくいという特徴があります。 そのため、食べ過ぎてしまうと便を硬くしてしまい、便秘を悪化させてしまう可能性があります。
タイガーナッツを食べる際はよく噛んで、たっぷりの水分と一緒に摂取するようにしてください。

最後に

最近注目されたタイガーナッツですが、古くから食べられていたスーパーフードだったんですね。 スーパーフードと言われるだけあって、高い美容効果や健康効果が期待できます。
ただ、適正な量を食べ続けることが前提なので、「1日8~10粒」をしっかりと守るようにしてくださいね。

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