いちご鼻の治し方 正しく角栓を除去して保湿ケアを!

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いちご鼻って、聞いたことありませんか?
鏡で自分の顔をよく見てみてください。鼻の表面をじーっと観察すると、ポツポツと黒い点々がありませんか? 人によって程度に差はありますが、ホントにいちごのつぶつぶに見えるくらいの人もいるかもしれません。
今回は、どうにも気になるこの鼻のつぶつぶ「いちご鼻」の原因と治し方を見ていきます。

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1.いちご鼻になる原因「角栓」とは?

この黒いつぶつぶの正体は「角栓」と言って、顔の皮膚に滲み出た脂分と皮膚の古い角質や汚れが混ざりあってできた小さなゴミのようなものです。
もともとは外部の細菌などから毛穴を守る役割もあるのですが、これは時間が経つと空気と触れ合って酸化してしまい、黒ずんでくるのです。

さらに、この黒ずんで大きくなった角栓が毛穴に残った状態で上からメイクを乗り重ねてしまうと、それが毛穴に定着し、なかなか取れないしつこい汚れになってしまいます。

Tゾーンに皮脂が多い人や、横着してよくメイクを落とさないまま寝ちゃったりするような人は(私もよくやりますが)、この角栓が長年蓄積されてしまい、いざ綺麗にしようと思ってもなかなかうまくいきません。
しかも、世の中にはこの角栓を除去するためのいろいろな商品や情報があふれていますが、間違った内容のものが非常に多いので注意が必要です。

2.実は間違い?角栓除去に逆効果のお手入れ

ここから実際に「いちご鼻」の治し方を見ていきます。
その前に、角栓を取り除くのに有効だと思われているのに、実は逆効果な間違ったフェイシャルケアについて見てみましょう。

×①洗浄力の強いクレンジング剤や洗顔料でゴシゴシとしっかり洗う

皮脂はお肌にとって潤いを保ったり雑菌の侵入を防いだり、本来必要なものです。
これを必要以上に洗い流してしまうと、身体が「皮脂が足りない!」と勘違いして余計に分泌させてしまうので、洗いすぎは禁物です。

×②小顔効果などを狙ったセルフマッサージ

強い刺激をお肌に与えると、外敵と勘違いして肌の表面を守るために皮脂が大量に出てしまいます。 結局はこれが角栓になってしまうのです。

×③たっぷりの美容液で保湿する

みずみずしいお肌を保つために、使う美容液は多ければ多いほどよい、と考えてしまいがちです。 でも、お肌に浸透できる水分量は限られているので、それを超えると逆にお肌にストレスがかかってしまい、過乾燥や肌荒れや肌の老化につながります。

×④毛穴パックで角栓をごっそり除去!

これはやめたほうがいいです。 角栓だけでなく毛穴周囲の角質層も一緒にはがしてしまうからです。
一時的にはとれたように見えても、お肌の環境が悪化しているので、またすぐに角質が毛穴にたまり、さらにしつこい角栓となって現れます。

3.究極の洗顔方法を伝授!

じゃあ正しいやり方ってなんなのよ?と思っちゃいますよね。
ではここで、角栓を除去するのに最も効果的な洗顔方法をご紹介します。

①最初に手をきれいに洗う

これからお肌の汚れを取り除こうというときに、手が汚れていたら全く意味がないですよね。
最初にきっちり、お肌の大敵である「菌」を洗い落としましょう。

②素洗いする

軽く顔表面の汚れを「ぬるま湯だけで」流します。
ぬるま湯の温度は32~35°Cぐらい。 毛穴が開き、汚れが落ちやすい状態になります。

③洗顔料の泡をたてる

これはすごく重要です。 泡はきめ細かければ細かいほど汚れをかき出してくれます。
ワンプッシュで泡が出るタイプであれば良いですが、通常のチューブタイプなら、泡立て用のネットを使うのも一つです。

④顔に泡をひっつけていく

手で強くゴシゴシこする必要はありません。 角栓や汚れは泡に勝手に取り込まれていくので、あくまでも顔に泡をひっつける感覚で汚れを落としましょう。
強くこするのは先ほども書いたように厳禁です。

⑤しっかりすすぐ

ポイントは、泡が残らないようにしっかりと洗い流すことです。
もともと毛穴の汚れをとることが目的ですので、ここで手を抜いたら意味がなくなってしまいます。 ここでも水温は32~35°Cぐらいくらいがベストです。

⑥水気を拭き取る

ゴシゴシこするのは厳禁です。 タオルを軽く顔に当てるイメージで、拭き残しがないように気をつけて拭いてください。
泡が残ると肌荒れなどの原因にもなります。

4.保湿ケアのコツ

さて、究極の洗顔でその日の汚れをきちんと落としたら、次は拭き取って足りなくなってる水分をお肌に戻してやらなくてはいけません。
先ほども書いたとおり、皮脂はお肌の水分が蒸発するのを防いだり、雑菌や病原菌などからお肌と毛穴を守ってもいるのです。

この皮脂が戻るのには丸一日かかってしまうこともあるので、保湿ケアが非常に重要な役割を担います。 基本的には、化粧水をお肌に浸透させてから、保湿クリームを塗ります。
ちなみに角栓を抑制・除去するために必要な栄養素は、ビタミンC誘導体です。

また、「いちご鼻」は毛穴が広がってそこに角栓がたまることで起こりますが、セラミドという栄養成分はこの毛穴を引き締めてたまった角栓を目立たなくしてくれます。
なので、まずはビタミンC誘導体とセラミドが含まれた化粧品を試してみてください。 メディプラスやアヤナスなどのブランドが有名です。

5.大切なのは生活習慣の見直し

ただし、いくら角栓を除去する方法を身につけても、根本的に角栓ができにくいお肌を目指さないと、いつまでたってもいたちごっこですよね。
そこで、女性の身体の調子を整えるキホンのキホンについて、もう一度おさらいしておきましょう。

①睡眠時間を確保する

寝不足の朝は、お化粧のノリが極端に悪くなりますよね。
やはり睡眠時間をきちんと確保するのは、お肌にとってものすごく重要なことなんです。
少なくとも6時間以上寝て、しっかりと体を休めてください。

②食生活を改善する

コンビニのお弁当やファストフード、激辛の刺激物などもお肌には悪い影響を与えます。
いちご鼻を改善するには、避けるに越したことはありません。

③タバコやアルコールを控える

これらはお肌の劣化を促しますので、角質がぽろぽろと剥がれて毛穴で角栓になっていくスピードが上がります。

④適度な運動を取り入れる

お肌はストレスに敏感です。 身体を動かすことは心身をリラックスさせ、代謝が良くなることで、お肌も内面からキレイになっていきます。

最後に

「いちご鼻」…名前はかわいいですが、見て見ぬふりをしているとどんどん悪化していき、ホームケアだけではどうしようもなくなるかもしれません。
少し目立つかな?というくらいであれば、正しい方法を守ってお手入れをし、生活習慣を改善していくことでもとのきれいな鼻を取り戻すことができます。
いちご鼻に悩んでいる方は、今回ご紹介した方法をぜひ試してみてくださいね。

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