「飲む点滴」甘酒が体にいい理由と驚きの効果とは?

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「甘酒」というと「お正月にちょっとだけ飲む飲み物」というイメージを持つ人が多いかもしれません。
実は、甘酒は年に数回飲むだけではもったいないほど、美容面でも健康面でも良い効果をもたらしてくれる飲み物なんです。
今回は、そんな甘酒について詳しく見ていくことにしましょう。

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1.甘酒に関するあれこれ

①甘酒の種類

甘酒は酒屋さんでも売っていますし、大きなスーパーに行くといろんな種類の商品が置いてありますが、大きく2つの種類に分けられます。

(1) 酒粕から作られた甘酒
日本酒を作る時に出る酒粕+砂糖+水の組み合わせ。
微量ですがアルコールを含んでいるためアルコールの風味があり、甘味が強いという特徴があります。

(2) 米麹から作られた甘酒
米+米麹の組み合わせ。
柔らかい味で、甘味よりも酸味が強いという特徴があります。

②カロリー

甘酒は糖質をほとんど使用せず、米と麹本来の味を生かして製造しているため、カロリーは約81kカロリー/100mlと低めです。
梅酒が156kカロリー/100ml、日本酒が103kカロリー/100mlなので、他のお酒よりカロリー抑えめなことが分かりますね。

③アルコール度数

米麹から作られた甘酒は、アルコールはほとんど含まれていません。
一方、酒粕ベースの甘酒は、酒粕自体にアルコールが8%ほど含まれており、甘酒になった時にも1%ほどの微妙なアルコールが含まれています

米麹から作られた甘酒は、飲んだ後に運転しても問題ありませんが(コンビニ等でもソフトドリンク扱いです)、酒粕から作られた甘酒は微量ながらアルコールを含んでいるので、飲んだら運転は控えましょう。

2. 甘酒が体にいい理由

甘酒は今では「飲む点滴」とも呼ばれています。
なぜそれほどまでに甘酒は体にいいのでしょうか?
その秘密は、甘酒の栄養価が高いことに加え、含まれている栄養素の多さにあります。

コウジ酸、ビタミンB2、フェルラ酸、消化酵素、食物繊維、オリゴ糖、システイン、ビオチン、葉酸、ブドウ糖、ナトリウム、カリウム、リン…

甘酒を1杯飲むだけで、上記の13種類以上の栄養素を摂取することができるのです。
病院で打つ点滴液にはビタミン類は一切含まれていないので、むしろ甘酒の方が栄養素が豊富と言えます。
ちなみに、酒粕から作られた甘酒も米麹から作られた甘酒も、栄養素に大きな違いはありません。

3.甘酒の効果

では、甘酒には具体的にどのような効果があるのかについてご紹介します。

①美肌効果

甘酒に含まれている麹は「コウジ酸」という成分を持っており、この成分がシミやくすみの原因となるメラニンの生成を防いでくれます。
また、ビタミン類は皮膚や粘膜を保護し、皮膚を活性化してくれる働きを持っています。
ターンオーバーが周期通り行われ、古い角質と新しい角質が頻繁に入れ替わるようになります。

②美髪効果

「コウジ酸」は何も顔や体の皮膚だけを健康にしてくれるわけではないんです。
頭皮のアンチエイジング効果もあるとされています。
また、ビオチンという栄養素には髪を内側から健康に保つ働きがあり、甘酒を摂取することで髪の外側からだけでなく、内側からも健康な髪を作ることができます。

③便秘解消

麹由来の「食物繊維や」「オリゴ糖」は腸内環境を整える働きを持っています。
定期的に飲み続けることによって腸内の環境が整えられ、便秘薬を使わなくても便秘知らずの体を作ることができます。

④ダイエット効果

甘酒は今までご紹介した通り81カロリー/100gと低カロリーですが、非常に栄養素の高い飲み物です。
つまり、満腹感を得られる、栄養素をたっぷり摂取できる、カロリーは控えめという、1食置き換えダイエットにもってこいのアイテムなんです。

また、脂質の代謝を助けてくれるビタミンB群をたっぷり含んでいるため、油を大量に使用している食事と一緒に摂ると脂質の代謝が良くなり、油が体に溜まりにくくなります。

⑤疲労回復効果

胃がもたれたりお腹の中に何か溜まっている状態は、体を疲れさせます。
消化酵素は消化吸収を手助けしてくれる働きを持っているため、摂取した栄養を効率よく、体へあまり負担をかけずにエネルギーに変えてくれます。
体力回復を手伝ってくれるオリゴ糖も一緒に摂取できるので、ドリンク剤と同等の疲労回復効果が得られます。

4.甘酒の効果が高まる時間帯

甘酒は飲む時間によってより得られる効果に差があります。
お肌のターンオーバーや腸内活動が午後10時以降に活発に行われ、甘酒に含まれている栄養素が体に吸収されるまでに2~3時間かかることから、寝る2~3時間前にコップ1杯飲むのが最も高い効果が得られると言えるでしょう。

最後に

いかがだったでしょうか?
「飲む点滴」とまで言われている甘酒の効果は思っていたよりもすごくありませんか?
これから忘年会シーズンで飲み会などが増えますが、甘酒を1日1杯飲み続けるだけで、疲れ知らず、肌荒れ知らずの体になれるかもしれません。
一緒に毎日コツコツ飲み続けてみませんか?

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