インフルエンザの基礎知識と感染を予防する6つの方法

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寒くなってくると流行するのがインフルエンザですよね。
特にお子様がいるご家庭では、流行に敏感なのではないでしょうか?
お子様からインフルエンザの感染が始まり、家族全員に感染してしまっては大惨事です。
そこで今回は、インフルエンザの基礎知識と感染を予防する方法についてお話しします。

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1.インフルエンザとは

インフルエンザウイルスによって引き起こされる気道感染症です。
インフルエンザウイルスがのどや気管支、肺で感染・増殖することによって発症します。

インフルエンザはA型、B型、C型の3種類ありますが、C型は大きな流行をおこさないと考えられています。 そのため、流行的な広がりを見せるのはA型とB型です。
例年11月~12月頃から流行が始まり、1月~3月にピークを迎えます。

すべての年齢層が感染対象となりますが、0~9歳の小児が感染者の約半数を占めています。
一方で、死亡者は65歳以上の高齢者がほとんどだそうです。

インフルエンザの特徴として、感染すると38度以上の急な発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、倦怠感といった全身症状が強く現れます。
それに合わせて咳、喉の痛み、鼻水といった風邪と同様の症状も見られます。

特に高齢者、乳幼児、妊娠中の人が感染すると、気管支炎や肺炎といった合併症を引き起こす可能性が高くなります。 そのため、しっかりと予防することが重要なポイントです。

2.インフルエンザの感染経路

①飛沫(ひまつ)感染

インフルエンザは、飛沫による感染が主な感染経路となります。
飛沫感染とは、インフルエンザ患者のせきやくしゃみを吸い込むことで感染することです。
インフルエンザウイルスを含む細菌の飛散数は、1回のくしゃみで約200万個、せきで約10万個と言われています。
たった1回のくしゃみやせきでこんなにウイルスが飛んでいると考えるとゾッとしますよね。

②接触感染

ドアノブや便座、スイッチなどを介した接触や、皮膚や粘膜の直接的な接触によって感染することを接触感染といいます。
インフルエンザウイルスがついた手で鼻や口を触ることによって体内にウイルスが侵入・感染します。

3.インフルエンザを予防する方法

①手洗い・うがい

手洗いとうがいは感染症予防の基本になります。
うがいは口やのどの粘膜に付着したウイルスを、手洗いは手や指に付着したウイルスを洗い流す働きがあります。

感染症の多くは、手からウイルスや細菌が体内に侵入することが多いといいます。 そのため、こまめな手洗いをすることで予防効果を高めることができるのです。
手洗いの際、指と指の間や手首までしっかりと洗うことがポイントになります。

②マスクを着用する

人混みなどに行く際、マスクを着用することで飛沫感染を防ぐと同時に、自分のウイルスの飛散を防ぐこともできます。
マスクは鼻や喉の湿度を保つのにも有効です。
なので、冬場はマスクをつける習慣をつけるといいですね。

③加湿と換気

冬場に換気をするのは寒いですし、気がひけますよね。
ですが、掃除をしている時間だけでも換気して空気の入れ替えをしましょう。
また、空気が乾燥すると粘膜の免疫が低下してしまい、インフルエンザに感染しやすくなります。
湿度は50~60%を維持するようにしてください。
加湿機がない場合は、室内干しをすると部屋の湿度を上げることができますよ。

④栄養と休養を十分にとる

冬は体温が低下しやすく、身体の免疫が落ちます。
栄養バランスのとれた食事と睡眠をしっかりとることで、免疫の低下を防ぐことができます。
冬場は鍋などを取り入れると、野菜もたくさんとれて体も温まるのでおすすめです。

⑤アルコール消毒

手洗いをこまめにできない時は、アルコールを活用しましょう。 ウイルスや細菌に対して素早い消毒効果を発揮してくれます。
特に小さいお子様がいる場合、なんでも口に入れたりするので、おもちゃなどもアルコール消毒しておくといいですよ。

⑥ココアでインフルエンザ予防

冬になるとココアがおいしく感じますよね。
このココアがインフルエンザに対して高い予防効果があるんだそうです。 ココアに多く含まれるポリフェノールが免疫力を高めてくれるんだとか。

冷え症改善効果もあり、体温を上昇させてくれます。 そして、その効果は長時間持続するとされています。 朝起きた時や、寝る2~3時間前ぐらいにホットココアを飲むといいでしょう。

4.インフルエンザの予防接種

インフルエンザの予防方法として真っ先に思い浮かぶ方法ではないでしょうか。
予防接種は最も有効で効果が高いインフルエンザの予防方法です。
予防接種は生後6ヶ月から接種可能で、お子様の場合は2回の接種を勧めらると思います。
先日、私の子供も2回目の接種を終えました。

その際、先生に言われたのが、

「予防接種をしたからといって、インフルエンザにかからないということではありません。 重症化するのを防ぐと捉えておいてください」

ということでした。

予防接種をすることで、インフルエンザウイルスに対しての抗体はできます。
しかし、接種の時期が遅かったり、インフルエンザが流行しやすい学校などの環境下では、完全に予防するのは難しいようです。

最後に

インフルエンザは毎年必ずといっていいほど流行します。
私も感染した経験がありますが、全身が痛くて本当に辛かったという記憶があります。
まずは、予防接種は受けて感染確率を下げ、感染した場合の重症化を防止しましょう。
それにプラスαで、先ほどご紹介した予防方法を日常生活に取り入れてみてください。
そうすることで、さらに感染リスクを減らす効果が期待できます。

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