意外と知らない 柔軟剤の効果と正しい使い方

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洗濯物をふんわりと仕上げるためにかかせない柔軟剤ですが、正しく使えていますか?
柔軟剤は使い方を間違えると、効果が発揮されなかったり、衣類をいためる原因にもなります。 今回は、柔軟剤の効果と正しい使い方についてまとめました。

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1.意外と知らない柔軟剤の効果

柔軟剤の一番の効果といえば、「衣類を柔らかくする効果」です。
しかし、それだけではありません。 ここでは柔軟剤を使うことによって得られる効果を見ていくことにします。

①衣類を柔らかくする効果

柔軟剤に含まれている成分が繊維の表面を滑らかにすることで、肌触りをよくします。
下着など素肌に触れる部分が柔らかいと、気持ちよく過ごすことができますよね。

②香りを付ける効果

柔軟剤にはいろんな香りの商品があります。
自分の好きな香りが長続きするとうれしいですね。

③防臭・消臭効果

抗菌成分の配合により、部屋干し時のいやなニオイを抑えてくれます。
梅雨の時期も快適に部屋干しができます。

④静電気予防効果

柔軟剤に含まれる柔軟成分が繊維の表面を覆うことで、静電気が起こる原因を減らしてくれます。 静電気を予防することで、なんと花粉の付着も防いでくれるそうです。

⑤洗濯じわの軽減

肌触り滑らかですべりがよくなるので、洗濯じわが軽減します。
また、洗濯時のからみも予防してくれるので、衣類の傷みが少なくなります。

2.柔軟剤の量についての注意点

柔軟剤は、製品の裏面に記載されている適量を守って使用することが大切です。
多すぎても少なすぎても効果が発揮されません。 多すぎると、タオルの吸水性を損なう場合や肌に刺激を与えることがあります。

容量が1リットルなど大きい容器の柔軟剤は、注意が必要です。 相当量の規定量を入れないと効果がでません。 最近は濃縮のコンパクトタイプが主流です。

柔軟剤の香りは、比較的強いものが多いですが、使用している本人は香りに鼻が慣れてしまいます。
その状態でどんどん柔軟剤を足してしまうと、香りが強くすぎて他人に迷惑をかける場合もあるので注意してください。

3.洗濯機の種類別・柔軟剤の使い方とタイミング

洗濯機の種類別に柔軟剤の正しい使い方とタイミングをまとめました。

①全自動洗濯機

(1)洗濯物を洗濯機に入れる

洗濯物を入れる目安は、洗濯槽の容量の70%位を上限とします。
入れすぎると、柔軟剤がムラ付きしたりすることがあります。

(2)洗濯機のスタートボタンを押す

洗濯機の電源を入れて、スタートボタンを押します。

(3)洗剤を洗剤投入口に入れる

洗剤の裏面の表示を参照のこと。
水量と洗濯物の量を確認して洗剤の量を決めます。

(4)柔軟剤を柔軟剤投入口に入れる

柔軟剤の裏面の表示を参照のこと。
柔軟剤投入スペースは、「洗濯機のふちにあるタイプ」「引き出しタイプ」「洗濯槽のふちにあるタイプ」があります。
洗剤と柔軟剤投入口を間違っている人も少なくありません。 もう一度、正しい投入口か確認しましょう。 正しい柔軟剤投入口に入れておくと、最後のすすぎの時に自動で加えてくれます。

(5)洗濯終了後

脱水後、洗濯が終わったら、できるだけ早く干しましょう。
長く放置することで雑菌が繁殖し、柔軟剤の効果が出ません。


②二層式洗濯機

(1)すすぎ2回目の後に柔軟剤を入れる

すすぎの水がきれいになったことが目安です。
2回目のすすぎの後に柔軟剤を入れ、洗濯機を2~3分ほど回して柔軟剤を浸透させます。

1回目のすすぎは、まだ衣類と残り水に洗剤成分が付着しています。
洗剤の洗浄成分と柔軟剤の柔軟効果が打ち消しあって効果を失うので、2回目のすすぎ後、脱水過程に入る前がいいです。

(2)脱水

洗濯物を脱水槽に移し、脱水を開始します。
約5分が目安ですが、脱水がキツいとせっかくの柔軟剤が飛んでしまいます。 カラカラになるようなら、途中で脱水を止めましょう。


③手洗い

(1)すすぎ3回目の水に柔軟剤を入れる

二層式同様、柔軟剤を投入するのはよくすすいで水が濁らなくなってきたタイミングの、すすぎ3回目に柔軟剤を入れると良いです。

(2)押し洗い

柔軟剤を投入し、洗濯物を押すように柔軟剤を生地になじませます。時間は3分ほど。

(3)脱水

最後に脱水します。
ここでの注意点ですが、柔軟剤を投入した後は、新しい水で洗濯物をすすがないことです。
柔軟剤は生地に残っているから効果を発揮するので、もう一度すすいでしまうと効果が減少します。

最後に

あなたは柔軟剤を正しく使用できていましたか?
私は二層式の洗濯機を使用していた時、柔軟剤を入れてからすすぎをしていて、ほとんど効果がなかった理由が後になって分かりました。
正しい量・タイミングで使って初めて、洗濯物がふわふわで気持ちよく仕上がります。
今一度、柔軟剤の取り扱い方を見直してみてください。

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