羽毛布団というと高級布団のイメージですよね。
たしかに品質の良い布団なのですが、気をつけなくてはならないポイントもあります。
今回は、羽毛布団のメリット、デメリット、選び方をご紹介していきたいと思います。
1.羽毛布団とは
羽毛布団とは、ダック(あひる)やグース(がちょう)と呼ばれる水鳥の羽毛(ダウン)を使った布団のことです。
このダウンが50%以上使用されているものを「羽毛布団」、それ未満のものを「羽布団」と呼びます。
2.羽毛布団のメリット
①軽い
羽毛布団はとにかく軽いのが最大の特徴です。 シングルサイズの布団で大体1400g程度です。
高級な羽毛布団になると1000g程度の布団もあります。
冬場は布団を重ねてしまいがちです。 重い布団をかけていると体を圧迫し、血流が悪くなります。 すると、寝返りの回数が増えて深い眠りを妨げてしまいます。 他にも疲れがとれない、肩こり、冷え性、高血圧といった悪影響をもたらす可能性もあります。
この点、羽毛布団は軽量で体を圧迫しにくいため、上記のリスクを回避することができます。
②保温性が高い
羽毛布団は保温性が高いため、真冬でもこれ1枚でも十分暖かいです。
その理由は、羽毛が絡まり合うことで作られる空気の層です。
この空気の層が断熱材の役割を果たしてくれるため、熱を逃がさず暖かい状態を保ってくれます。
③むれにくい
羽毛布団に使用される水鳥の羽毛には水分を弾く性質があります。
そのため、布団の中に湿気が溜まりません。
布団の理想湿度は50%前後と言われていますが、羽毛布団はこの湿度を保つことができるため梅雨時期なども快適です。
④手入れがラク
前述のとおり、羽毛布団は湿気を溜め込みません。 そのため、布団を干す必要がありません。
良質なものであれば、ベッドなどの上に置いて部屋の風通しをよくするだけでOKです。
3.羽毛布団のデメリット
①品質の差が大きい
羽毛の品質基準が曖昧なため、品質の差が大きいです。
それに伴い値段も数万円から数十万円と値段の差も大きくなってしまいます。
また、高品質の羽毛の表示がされていても、それが本当かどうか確認することができません。
触ったり外見だけでは判断しずらいため、産地偽装や内容を偽造をしている商品もあるそうです。 特にネット通販では偽造されている商品が多いそうなので要注意です。
安い商品は魅力的ですが、購入するときは信頼できるショップでの購入をおすすめします。
②羽毛が飛び出る
安いものや品質の悪いものだと、布団から羽毛の吹き出しが発生することがあります。
羽毛は、ちょっとした縫い目のほつれや針穴程度の穴でもどんどん出てきてしまいます。
そのため、粗悪な縫製だと布団の中の羽毛が減り、保温力も落ちてしまいます。
③臭い
しっかりと洗浄・殺菌処理をされていないものだと、獣臭を放つ製品があるそうです。
特に食肉用として短期間で育てられた未成熟ダックは臭いが強いそうです。
中国産はこの未成熟ダックダウンを使用している可能性があるので、通販などで購入をする際は口コミを必ずチェックしてください。
④冷え症の人は温まりにくい
羽毛布団は人の体温を布団の中に溜め込んで温めます。
そのため、いったん温まってしまえばその温かさをしっかりと持続してくれるのですが、体温が低いと布団に入ってもなかなか温まりません。
冷え症で手足が冷たい人などは、この羽毛布団の特性を知っておく必要があります。
4.羽毛布団の選び方
①羽毛の品質
羽毛の品質レベルは ダック<グース<マザーグース<上質マザーグースの順になっています。
グースはダックより体格が大きいので、採取される羽毛が大粒です。
そのため、少量でも保温力があるので上質となっています。
グースの中でも産卵用として長期間育てられたマザーグース(親鳥)からは大きくて丈夫な羽毛がとれるため、高品質の布団に使用されています。
②羽毛の産地
水鳥の羽毛は寒さに対応するための毛です。
ですから、寒さが厳しい地域に生息している水鳥の羽毛ほど保温性に優れています。
高品質の羽毛の産地としては、カナダ・ハンガリー・ポーランド・ロシアが有名です。
その一方で、中国などアジア産のものは羽毛が小ぶりになっています。
③かさ高
羽毛を一定の条件で圧力をかけた時の高さをかさ高と言います。
これを数値化したものをダウンパワーといい、この数値が高いほど、弾力・保温性に優れている布団になります。
同じ品質の布団を比べる場合、布団を4つ折りにして厚みがある方を選んでください。
厚みのあるものは空気をたくさん含み、保温性のある証拠です。
④キルティング
羽毛布団の羽毛の詰め方です。
羽毛の片寄りなどを防ぐためにステッチと呼ばれる縫い方でそれを抑えます。
キルティングの縫製品質はシングルキルティング<立体キルティング<デュアルキルティングの順になっています。
縫製品質が良いものほど暖かさが均一になります。
しかしその分、加工に手間がかかるので価格も高くなります。
⑤ゴールドラベルの有無
日本羽毛製品協同組合ではダウンの品質を4つのグレードに分けてラベル化しています。
国内の有名布団ブランドはオリジナル基準を設定しています。
それ以外のメーカーの品質を確認するためにこのラベルが1つの選ぶポイントになるかと思います。
最後に
羽毛布団でもしっかりと品質を見極めなければなりません。
失敗しないためにも上でご紹介した布団選びのポイントを参考にして、良質な羽毛布団で快適に過ごしましょう。