滑舌を良くする方法 簡単すぐにできるトレーニング

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あなたは自分の滑舌に自信がありますか?
なかなか相手に聞き取ってもらえなかったり、うまく発音できずにお悩みの人もいるのではないでしょうか。
見た目同様、滑舌も人に与える印象に大きく影響します。
そこで今回は、滑舌が悪くなる原因や簡単にできるトレーニング方法をご紹介します。

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1.滑舌が悪い原因

①筋力が弱い

舌にも筋肉があり、筋力が弱いと滑舌に影響を及ぼす場合があります。
よく滑舌が悪いことを「舌足らず」と表現しますよね?
名前の雰囲気からすると「舌の長さ」を指すと思われがちですが、そうではなく、「舌の動きが鈍いこと」を指します。

舌の動きが鈍くなる原因の1つとして、筋力の低下が考えられます。
舌足らずは母音である「あ行」を正しく発音しづらい傾向があり、そのため子供っぽい話し方になってしまうのです。

②舌の位置

私たちが普段口を閉じている時、舌先は上の歯の根元、舌全体は上顎についているのが正しい位置とされています。
ところが、筋力低下などにより舌が上顎につかず、ダラっと下に垂れた状態になることがあります。 これを「定位舌」といいます。
定位舌になると舌が動きづらくなり、滑舌が悪くなってしまいます。

③呼吸法

「浅い呼吸」も滑舌を悪くする原因の1つです。
浅い呼吸をしていると、会話の途中で空気が不足するとともに舌の筋肉が緊張して、舌の動きが悪くなります。 その結果、発声が曖昧になり、相手が聞き取りづらくなってしまうのです。

呼吸法には胸式呼吸と腹式呼吸の2種類があります。
胸式呼吸は鼻や口から吸い込んだ息を胸で膨らませる呼吸法です。
滑舌の悪い人は、この胸式呼吸をしている傾向があります。

一方、腹式呼吸は鼻や口から吸い込んだ息をお腹で膨らませる呼吸法です。
この呼吸法は息をしっかり吸い込むため、滑舌が良い人に多く見られる呼吸法になります。

④舌小帯短縮症

舌小帯短縮症は、滑舌が悪い原因として疑われることが多い舌の病気です。
舌小帯(ぜつしょうたい)とは、舌の裏側の真ん中にあるヒダをさします。
このヒダが短い状態を舌小帯短縮症と言います。 舌小帯が短いと舌の可動域が狭くなるため、滑舌に影響が出るのです。

2.滑舌を良くする簡単な方法

滑舌を良くする1番簡単な方法は、ズバリ「話す」ことです。
滑舌が悪い人の原因の多くは、舌の筋肉の衰えによるものと言われています。
舌の筋肉も手足の筋肉同様、使わなければどんどん衰えていきます。
そのため、人と話す機会が少ない人ほど滑舌が悪くなりやすいのです。

人と話す機会を増やせば、舌の筋肉を鍛えられます。 人と話す機会を増やすのが難しい場合は、文章などを音読するのも良いでしょう。
話す時には息をしっかり吸い込んで、ゆっくり話すことを意識してください。

3.滑舌を良くするトレーニング

先述の通り、人と話すと舌の筋肉を鍛えることができます。
それに加えてトレーニングをすると、滑舌改善効果がさらにアップします。
簡単なトレーニング方法をいくつかご紹介しますね。

①舌筋トレーニング

(1)口を閉じたまま、舌を下唇と歯茎の間に差し込みます。

(2)舌先に力を入れて、左右にゆっくり移動させていきます。
左端から右端まで力を緩めずにやりましょう。 これを3往復行います。

(3)今度はそのまま上唇と歯茎の間に移動します。
(2)と同様の方法で、3往復おこないます。

即効性はありませんが、2~3ヶ月継続して行うと効果が現れてきます。
最低でも週に2回は行うようにしてください。

②舌ストレッチ

(1)息を吐きながら、舌を限界まで前に出します。

(2)そのまま地面に向かって、突き刺すイメージで下におろしていきます。

(3)息を吸いながら、舌を内側に折りたたむようにカールさせます。
この時に舌先を前歯の後ろに当ててください。 これを3~5回繰り返しましょう。

舌の筋肉が緊張していると、舌がうまく動かず滑舌が悪くなってしまいます。
会話の前などにストレッチをして舌をほぐしてあげると舌の動きを滑らかにする効果が期待できます。

③発音トレーニング

アナウンサーの発声練習方法にある「あ・え・い・お・う・お・い・え・あ」を唱えて母音の発声練習をします。
母音である「あいうえお」はそれぞれ口の動きが異なります。
母音を正しく発音できるようになると、滑舌はかなり改善されるとされています。
発声する時の口の動きも紹介しておくので意識してみてください。

あ→人差し指と中指の2本が入るぐらい、縦に大きく開きます。
い→にっこり笑って発音しましょう。
う→口をすぼめて発音します。
え→「あ」の状態を横に開いて発音してみてください。
お→「う」の状態より、口を少し開けて発音します。

このトレーニングも、継続することがポイントです。 1日数回発音するようにしましょう。

最後に

滑舌が悪いことで損をする場面に出くわすこともあるでしょう。 滑舌が良いに越したことはありません。 滑舌が良くなることで、自信が湧いて精神面にもプラスに作用します。
春は新しい出会いが増える季節です。
滑舌トレーニングで印象アップを目指してみてはいかがでしょうか。

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