器具別・効率的な暖房の使い方と各器具の使い分け方

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寒波の到来で寒さが一気に厳しくなりました。 そこで必要となるのが暖房器具ですね。
あなたはどんな暖房器具を使っていますか? 暖かさがイマイチだと感じてはいませんか?
今回は、各種暖房器具の効率的な使い方と使い分け方をご紹介します。

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1. エアコンの使い方

①スイッチをこまめに切らない

節電のためにこまめにエアコンのスイッチを切るという人、多いのではないでしょうか。
でも実はこれ、逆効果なんです。
車が停止状態から発進する時にガソリンを多く消費するのと同じく、エアコンもスイッチを入れた時に最も多くの電気を使います。
したがって、こまめにスイッチを切るよりも、つけたままの状態で温度や風向きを微調整する方が電力消費を抑えられます。

②風量は自動にする

風量を「弱」にしていると、部屋が暖まるのに時間がかかり、電力も余計に消費します。
①と同じく、節約しているつもりが逆効果になっているケースですね。
風量は「自動」が最も効率のよいモードです。 むやみに風量の設定をいじらない方がいいでしょう。

③風向きを下にする

暖かい空気は上に溜まりやすいので、風向きは下向きに設定します。
それにより、暖かい空気が足元の方にも流れやすくなります。

④部屋の湿度を50~60%にする

体感温度には湿度も関係しています。
湿度が高いほど暖かく感じるのだとか。 理想の湿度は50~60%だそうです。

湿度が高ければ、部屋が暖く感じるだけでなく風邪対策や肌の乾燥対策にもなります。
加湿器がない場合には、洗濯物を干したり濡らしたタオルを干すだけでも加湿できます。

⑤部屋の空気を循環させる

先述の通り、暖かい空気は上に溜まりやすいです。
この空気を降下させるのに使うのが、サーキュレーターや扇風機です。
このどちらかをエアコンに対して対角線上に置き、風を天井に向けて当ててください。
こうすることで部屋の空気が循環し、上に溜まった暖かい空気を下に引き込むことができます。

⑥カーテンで冷気を防ぐ

窓の隙間からは冷気が入ってきたり、部屋の暖かい空気が逃げたりしてしまいます。
厚手で、床との間に隙間ができないカーテンに替えてみてください。
冷気の遮断ができ、暖かい空気が外に逃げにくくなります。

2.ファンヒーターの使い方

ファンヒーターは立ち上がりが早く、部屋をすぐに暖めることができる暖房器具です。
床に置いて使うので、エアコンでは暖まりづらい足元から暖められるという利点もあります。

ファンヒーターの効果的な使い方は、ズバリ「窓際に配置すること」です。
窓から離れた場所に配置すると、ファンヒーターの暖かい空気が窓際の冷気で冷やされてしまいます。
これを解消するには窓際に置くことが有効で、窓際に置くことで冷やされる冷気を減らせるのです。 さらに、窓からの冷気を上に押しやる効果もあるようです。

窓際に置く際は、カーテンに熱風が当たらない場所に配置してくださいね。

3.ホットカーペットの使い方

ホットカーペットは、カーペット生地の中に電熱線を埋め込んであり、スイッチを入れると発熱する仕組みになっています。

エアコンやファンヒーターのように部屋全体を暖めるパワーはありませんが、直接体に触れることで足や手先を温めるのに力を発揮します。

このホットカーペットを効率的に使用するポイントは2つあります。

①こたつや膝掛けを使う

ホットカーペットの上に、電源を入れていないこたつや膝掛けを使うと保温効果が高くなります。

②断熱シートを敷く

ホットカーペットの下に断熱シートを敷くのも効率的な方法です。
カーペットと床の間の冷気を遮断できるので、保温効果が高くなります。

4. 暖房器具の使い分け

①リビングなどの広い空間

リビングなど広い部屋には空気を循環させて暖める暖房器具が効率的です。
そのため、エアコンやファンヒーターをメインの暖房器具として使うのが良いと思います。

(1) すぐに部屋を暖めたい時
すぐに部屋を暖めたい場合、エアコンとファンヒーターを併用するとすぐ暖められます。
エアコンの立ち上がりの悪さをファンヒーターがカバーできるからです。
早く部屋が暖まるだけでなく、運転時にかかる電力も節約できますよ。

ただ、長時間併用すると空気が極端に乾燥してしまいます。
ある程度暖まったら、ファンヒーターは切るようにしましょう。
一旦部屋が暖まってしまえば、後はエアコンが部屋の温度を持続してくれます。

(2) 長時間の使用
長時間エアコンを使用するなら、ホットカーペットとの併用がおすすめです。
ホットカーペットは、先述の通り直接体を暖めてくれるため、エアコンの設定温度が低くても寒さを感じにくくなります。

②脱衣所や洗面所

冬場は部屋の温度変化により、「ヒートショック」を発症する恐れがあります。
これは、急激な温度変化で血管が収縮することで、脳梗塞や心筋梗塞を起こす症状です。
ヒートショックを予防するためには、部屋の温度差をなくすことがポイントです。

立ち上がりの早いファンヒーターなどであらかじめ暖めておきましょう。
ただ、狭い場所での使用になるので、周りに火元になるものがないか確認してから使ってください。

最後に

普段何気なく使っている暖房器具ですが、効率的に使えていましたか?
まだまだ寒さが厳しい時期が続くので、上手に使い分けて寒さ対策を万全にしましょう。
灯油代・電気代が節約できれば、お財布も暖められますよ。

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