布団を洗濯する方法 洗濯機・コインランドリー・クリーニング店の使い分け方

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人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかいていると言われています。
布団が吸収した汗の水分は空気中に発散されますが、汗の成分や汚れはどんどん蓄積されていきます。 蓄積された汚れはにおいの原因や布団機能の低下、ダニの発生原因になります。
こうした事態を防ぐためには、布団を定期的に洗濯(丸洗い)することです。
では、大きて重い布団をどうやって洗うのか。 今回は布団を洗濯する方法をご紹介します。

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1.布団は家で洗える!

布団って大きいし重いし、どうやって洗濯すればいいのか、やったことがないと想像がつかないかもしれません。
でも実は、布団は家でも洗えることができるんです。
家で洗えばかなりの節約になるので、ぜひやってみてください。

①洗濯機で洗う方法

意外かもしれませんが、洗濯機に入るサイズの布団であれば、洗濯機で洗うことができます。

<手順>

Ⅰ布団を縦半分にたたんだら、さらにもう1度半分におる

Ⅱおった布団をのり巻きのようにクルクル丸めて紐で結ぶ

Ⅲ布団を洗濯ネットにいれ、洗濯機で洗う

Ⅳしっかり脱水したら天日干し

<洗濯機で洗う際のポイント>

・洗濯機を回す前に布団に水を十分に含ませる。
十分に水を含ませておくことで汚れが落としやすくなります。

・洗剤は中性洗剤を使用し、汚れがひどい部分は洗濯機で洗う前に手洗いしておく。
洗剤はおしゃれ着洗剤がおすすめです。

・干す時はしっかり広げて風通しのよい場所で吊干しする。
物干し竿を2本使って吊干ししてあげると乾くのが早くなります。 干している時、表側がある程度乾いてきたら、裏返すのも早く乾かすためのポイントです。

・乾燥は48時間以内に済ませる。
乾燥に時間をかけてしまうと、においの原因や菌の繁殖に繋がってしまうので、布団を洗う際は晴れの日が2~3日続く日を狙って洗いましょう。

・仕上げに柔軟剤
柔軟剤を使うことでふっくらした仕上がりになりますし、香りもつくのでおすすめです。

・形が崩れたときは
中身が片寄ったり、固まってしまった場合は全体を手でほぐした後、数回軽く振って形を整えます。

これが洗濯機で洗う方法です。
家で布団を洗う方法は、洗濯機以外にもう1つあるのでそちらもご紹介します。

②足踏み洗いで洗う方法

洗濯機に入らない布団はお風呂の浴槽を使って洗います。

<手順>

Ⅰ汚れが気になる面が外側にくるように屏風折りする

Ⅱたたんだ布団が浸かるぐらいの洗剤液を浴槽にいれ、そこに布団を入れる

Ⅲ足踏みしながら布団をまんべんなく押し洗いする。汚れがひどい場合はこの後しばらくつけ置きする

Ⅳ洗剤液を流し、すすぎのためにキレイな水をはったら洗う時と同様に足踏みして押し洗いを3~5回程度行う

Ⅴ浴槽のふちに布団をかけて水を切り、ある程度水が切れたら天日干し

<足踏み洗いの注意点>

・洗濯機で脱水しないため、乾くのにかなりの時間がかかります。
そのため、代わりの布団を用意しておく必要があります。

・お風呂場から物干し竿まで運ぶ際、レジャーシートなどを敷いてから布団を移動させないと床がビショビショになってしまうので気をつけて下さい。

以上が足踏み洗いの方法になります。 洗濯機洗いより少し大変です。
足踏み洗いは体力も使うし手間もかかるので、少しでも楽に洗いたい方は次にご紹介するコインランドリーで洗う方法がおすすめです。

2.コインランドリーで洗う方法

足踏み洗いが面倒だったり、代わりの布団を持っていない場合におすすめです。
料金はかかりますが、手間がかからず数時間で洗濯・乾燥が済むというメリットがあります。

①料金の目安

店舗によって料金は異なりますが、目安としては大型洗濯機が1,200円、中型洗濯機が900円となり、大型洗濯機は60分で1,000円程度が目安となります。
乾燥機は10分毎などの時間毎に課金していく仕組みとなっています。

②コインランドリーで洗う際のポイント

コインランドリーで洗うときも洗濯機で洗うようなたたみ方で布団を折って2~3カ所ヒモで縛っておくと型崩れしにくくなります。
縛る際、ビニール紐だと滑りやすく外れやすいので麻紐でしばるのがおすすめです。

洗濯機のサイズ選びの基準としては、布団を中に入れた時に洗濯槽の中の2/3より上に空間ができるサイズを選ぶのがベストです。

③コインランドリーで洗う際の注意点

コインランドリーで洗う際、布団にキルティング加工がされていないものは中の生地が寄ってしまったり、バラバラになることがあります。 また、綿が100%の布団は中身が固まりになってしまったり、毛が100%の布団は縮んでしまうためコインランドリーで洗うのは不向きとされています。

家やコインランドリーで洗うことができない布団は、最後のご紹介になるクリーニングで洗う方法をとりましょう。

3.布団クリーニング専門業者に依頼する

先ほどご紹介したようにホームクリーニングなどができないものでも、クリーニング業社に頼めば洗うことが可能です。
布団クリーニングのプロの方が洗濯してくれるので、仕上がりはもちろんですが抗菌加工などをしてくれるところもあります。

<料金の目安>

布団となるとサイズも大きく手間がかかるため、料金も高めになっています。
羽毛布団で4,000円~6,000円、敷布団で8,000円~12,000円、肌掛け布団で3,000円~4,000円がクリーニングの目安料金となります。

料金は高めですが、

・布団の配送、集荷をしてくれる宅配サービス
・クリーニング後の布団をそのまま使う時まで保管してくれるサービス
・布団を圧縮して届けてくれる。

など手厚いサービスをしている業者もあります。
なお、布団のクリーニングには10日~2週間かかるので、その間代用できる布団を用意しておきましょう。

最後に

布団は定期的に洗うことによって清潔に保つことができます。 最低でも1年に1回は洗濯したいものです。 洗濯機で洗える布団はホームクリーニング、洗濯機に入りきらない大きい布団はコインランドリー、自分たちで手入れできない布団はクリーニング専門業者と、使い分けするのがいいでしょう。

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