歯医者さんに聞いた歯磨きのコツ あなたのやり方間違っていませんか?

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あなたは普段どのような方法で歯磨きをしていますか?
毎日歯磨きをしているのに虫歯ができた、そういう人は歯磨きのやり方に問題があるのかもしれません。
今回は、私の行きつけの歯医者さんに聞いた歯磨きコツをご紹介したいと思います。

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1.正しい歯磨きの仕方

①歯ブラシはペンを握るように持つ

5本指でしっかり歯ブラシを持つと、力が入りすぎでしまうそうです。
そのため、歯ブラシはペンを握るように3本の指で持ちます。
余計な力が入らず小回りがきくため、細かい部分までしっかり磨くことができます。

②歯を磨くときの基本はスクラビング法

スクラビング法とは歯ブラシを直角に当てて磨く方法です。
歯ブラシは毛先が広がらない程度の強さで、小刻みに動かしていきます。
1~2本ずつ10~20回動かして磨きます。

③歯茎付近はバズ法で磨く

歯と歯肉の境目となる歯周ポケットは歯ブラシの先を45度に傾けます。
この磨き方をバズ法と呼ぶそうです。
傾けた後はスクラビング法と同様に小刻みに動かして磨きあげます。

④磨く順番を決めておく

毎日磨く順番、かける時間を同じにすることで、磨き忘れやムラを防ぐ狙いがあります。
こうすると、検診の際に磨き方の癖なども見つかりやすくなります。

⑤歯磨き粉は付け過ぎない

歯磨き粉を付け過ぎてしまうと、すぐに磨けたような気がしてしまいます。
また、口の中が泡立ってしまい、長時間磨けない原因にもなります。
そのため、乾いた歯ブラシに1~1.5㎝程度の量を使うといいそうです。

⑥うがいは1~2回

私は歯磨き粉はしっかり洗い流すものだと思っていました。
ところがこれは間違いなんだとか。
歯磨き粉にはフッ素などを始め、さまざまな有効成分が入っているそうです。
この成分を口内に留めるために、すすぎは最小限の1~2回で済ませるのが正しい方法ということです。

⑦磨き残しは舌で確認

磨き残しがあると舌で触った際、ヌルヌルしています。
歯医者さんは舌で歯の表面を確認しながら磨きあげていくそうです。

2.歯を磨く回数

1日2~3回で、食後に磨くのが基本だそうです。
回数をこなせばいいというものではなく、いくら磨いていても磨き残しがあっては意味がありません。
なので、1日3回ササっと短時間磨くのであれば、1日1回時間をかけて丁寧に磨く方が虫歯予防などに効果的ということです。

3.歯を磨く時間

先述のとおり、歯磨きはササっと行うのでは意味がありません。
1~2本につき10回ずつ磨かなければ、歯垢はキレイに取り除けないんだとか。

2本ずつ10回動かして磨いていくと、2分半以上はかかります。 そのため、プロの歯医者さんは最低でも3分以上は磨くよう心がけているといいます。
就寝前など時間があるときは10分以上時間をかけて、1本づつ丁寧に磨くそうです。
歯磨きを10分以上行う場合は、お風呂に入りながらや、テレビを見ながら行うなどの工夫をしているとのことでした。

4.歯を磨くタイミング

上の回数の項目で食後が基本と言いましたが、食後といってもすぐではなく最低でも30分は時間をあけます。
虫歯は虫歯菌(ミュータンス菌)がタンパク質や糖を分解することで発生する酸によってできてしまいます。
そのため、食後は口内が酸性になります。

そこで活躍するのが唾液です。
唾液には酸を中和し、洗浄する働きがあるのです。 この働きを再石灰化と呼びます。

食後すぐに歯を磨いてしまうと、この再石灰化を妨げることになってしまいます。
それだけでなく、歯の表面にあるエナメル質を傷つけてしまう可能性もあるのです。
なので、食後30分は時間をあけるそうですよ。

また、睡眠中は虫歯菌の活動が活発になるんです。
そのため歯医者さんは1日のうちで就寝前の歯ブラシに1番力をいれているそうです。

5.歯医者さんが使っている歯ブラシ

電動歯ブラシではなく、一般の歯ブラシを使用している歯医者さんが多いようです。
ですが、最近の電動歯ブラシはどんどん性能が良くなっています。
歯垢除去率の向上だけでなく、押し付け防止やタイマーがついているものもあるんです。
そのため、朝は電動歯ブラシで、夜は手磨きと併用する歯医者さんもいるそうですよ。

6.デンタルフロスは必須アイテム

虫歯の90%は歯と歯の間からできています。
しかし、歯ブラシでは歯と歯の間は磨くことができません。

そこで活躍するのがデンタルフロスです。 フロスを使うことで歯と歯の間の歯垢を取り除け、虫歯を予防できるそうです。
使い方はフロスを歯の間に通したら、歯の根元から4?5回かきあげるようにして使います。
歯の隙間が大きい人はフロスではなく、歯間ブラシを使うといいそうです。

私もフロス愛用者なのですが、フロスをするとしないとではスッキリ感が違いますよ。
太さやフレーバーがついているもの、様々な種類があるので自分好みのものを探してみてください。

最後に

歯医者さんは歯のことを熟知しているだけあって、磨き方にもさまざまなこだわりがあるようです。
虫歯の治療はできれば避けたいですよね。 そのためは、正しい歯磨き方法が1番の虫歯予防につながるそうです。
ぜひ、あなたも歯医者さんの歯磨き方法を今日から取り入れてみてくださいね。

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