妊娠検査薬の使い方 正しい結果を知るにはタイミングが大事

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「あれ?生理がこない!」と思った時に思い浮かぶのは妊娠ではないでしょうか?
その妊娠が待望であったり、予想外であったりは人それぞれです。 しかし、妊娠の可能性がある場合、妊娠の有無を確認しなくてはなりません。
そこで登場するのが妊娠検査薬です。 正しい結果を知るためには正しい使用法で検査をする必要があります。

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1.妊娠検査薬とは

女性は妊娠すると胎盤の一部から妊娠ホルモンHCGの分泌が始まります。
このHCGは尿の中にも含まれるため、妊娠検査薬では尿検査によって妊娠の判定をする仕組みになっています。
妊娠検査薬は、ドラックストアなどで1000円前後で購入することができます。

HCGホルモンとは、ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンと呼ばれるホルモンです。
受精卵が子宮に着床してから徐々に分泌が始まります。 排卵を誘発する黄体ホルモンを抑えて、胎児と母体間の栄養分などを通す働きをしてくれます。

2.妊娠検査薬の使い方

市販されているほとんどの検査薬は、朝・昼・晩いつの尿でも検査可能となっています。
ですので、自分が検査できるときに判定をしてください。

・スティックタイプになっていて先端部分に尿をかけるか、尿を浸してください。

・水平になるように置き、検査薬に表記されている時間通り放置します。

・陽性の場合は判定窓に2本の線が出ます。 一方、陰性の場合は終了の線に1本だけ出ます。
陰性でも必ず終了の線は出るので、線が出たからといって焦らないでくださいね。

3.代表的な妊娠検査薬

①ロート製薬 ドゥーテスト

メーカー希望価格 1回分 ¥800 2回分 ¥1,200
判定時間 1分

生理予定日の約1週間後から検査可能です。 尿をかける部分が大きく、判定方法が検査薬にも表記されています。
そのため、初めて使う人にも使いやすい妊娠検査薬です。

②ミズホメディー P-チェック・S

メーカー希望価格 1回分 ¥800 2回分 ¥1,200
判定時間 1~3分

生理予定日の約1週間後から検査可能です。 ロングタイプで使いやすく、判定窓が□、終了窓が◯と形が異なるので、結果が分かりやすいです。

③ミズホメディー デジタルP-チェック

メーカー希望価格 1回分 ¥1,400
判定時間 3分

生理予定日の約1週間後から検査可能です。 判定結果がデジタル表示されるタイプです。
スイッチを入れたら15分以内に検査をしましょう。 判定結果は「+」が出たら陽性、「?」が出たら陰性になります。

④アラクス チェックワン ファスト

メーカー希望価格 ¥1,050
判定時間 1分

生理予定日当日から検査可能です。 最大の特徴は、時間が経っても検査結果が消えないことです。

⑤アラクス チェックワン デジタル

メーカー希望価格 ¥1,050
判定時間 1~3分

生理予定日約1週間後から検査可能です。 検査結果はデジタル表示で「+」が出たら陽性、「?」が出たら陰性になります。
この結果は1時間の間、液晶画面に残ります。

4. 妊娠検査薬を使うタイミング

生理周期が規則的なら妊娠4週目(周期が不規則な人は前回の生理周期から予定日を計算してください)頃には陽性反応が出るように作られています。
ですが、妊娠検査薬のパッケージや説明書には「生理予定日の約1週間後(排卵の14日後)から検査可能」と表記している商品が多いです。

その理由は、尿中のHCG値が陽性反応を起こす数値に達する(50mIU/mL)のに個人差があるからだと思われます。
そのため、ほぼ確実に判定することができる「生理予定日の1週間後以降」を検査可能時期に設定されているのです。

どうしても早く妊娠の有無を知りたい人は、早期妊娠検査薬を使用しましょう。
早期妊娠検査薬は、HCG値が低濃度(25mIU/mL)でも陽性反応が出るようになっています。 そのため、生理予定日の2~3日前から使用することができます。

5.妊娠検査薬の確率

ほとんどの検査薬が99%以上と高確率の精度を持っています。そのため検査薬で陽性が出た場合、妊娠の可能性はほぼ100%です。
ですが…

・生理予定日を間違えて使用
・説明書通りに検査をしなかった
・にごりがひどい尿を使用

上記のような場合に使用して検査をすると、正しい判定ができない場合があります。

また、先ほど触れたとおり、HCG値の濃度には個人差があります。
そのため、はっきりと線があらわれない場合があります。 色が薄くても線の色が説明書通りの色であれば、陽性の可能性が高いです。
判定に悩んだときは、1週間後にもう一度検査してみるといいでしょう。

最後に

妊娠判定をするには胎盤から分泌されるHCG値が重要となります。
HCGは着床してから分泌が始まります。 しかし、始めは少量で徐々に分泌量が増えていきます。 そのため、多くの検査薬は生理予定日の1週間後と表記している商品が多くなっているのです。

妊娠の可能性がある場合、早く有無を知りたいですよね。 ですが、正しい判定をするためには正しい使い方をしなくてはなりません。
購入した検査薬に記載されている検査可能時期を守って検査を行うようにしてくださいね。
あと、念のために2回分の妊娠検査薬を購入しておくと安心です。

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