余計な不安や悩みを抱えないための3つの心得

シェアする

179 b5112007ae6963cfe6d714bc7c67cc7e_s

あなたは常に何かしらの不安や悩みを抱えて生きていませんか?
家族のこと、老後のこと、職場の人間関係 etc…
気が付くといつも考えてしまっている。 メンタルシェアを奪われている状態です。
でも、それって本当に悩むべきことなのでしょうか。

スポンサーリンク
レクタングル大

1.杞憂

古代中国、周の時代に「杞」という国がありました。
その国に住むある人は、天が落ちてこないかと本気で心配したそうです。
しかし、天など落ちてくるはずはありません。
この「杞」の国の人の「憂い」から「杞憂」という言葉ができました。
起こり得ないことをいろいろと心配しすぎることを「杞憂」と言います。

有名な故事なので知っている方もたくさんいると思いますが、案外馬鹿にできません。
現代でも、余計な不安を抱えながら生きている人はたくさんいます。
仕事、お金、健康、天気、交通、事故、ゲーム、他人の評価…などなど、あげればきりがないほど、心配になってしまうことはたくさんあります。
そして、「こうなったらどうしよう」と悩むほどに、本来の目的のために使われるはずだったエネルギーが「余計な心配」をすることに使われてしまうのです。

「石橋をたたいて渡る」の言葉通り、慎重に行動するのは悪いことではありません。 何か事があってからでは遅すぎますからね。
ただ、心配事が多いということは、それだけ心のエネルギーを消費するということでもあります。 このバランスをいかにとるかが大切になってきます。

2.余計な不安や悩みがもたらすもの

余計な不安や悩みがもたらす一番の損失は「時間」だと思います。
「悩む」ということは、人を鈍感にさせます。
その悩みに囚われて周りが見えなくなりますし、悩んでいる間はあっという間に時間が経ってしまいます。 本来、他のことに使えるはずだった時間が、余計な悩みを抱えているがために奪われてしまうのです。

悩まないのが一番ですが、悩んでしまった場合は、その悩みが本当に重要なことなのか自問してみること。 意外と多くの悩みが「杞憂」だったりします。

3.心を軽くする方法

それでも、人生に悩みはつきものです。
悩んだり不安を抱えてしまうことは仕方がありません。
そこで、心を軽くする3つの方法をご紹介します。

①忙しく動き回る

人は暇だから余計なことまで考えてしまうのです。
忙しく動き回っていれば、余計なことを考えずに済みます。
「あれ?今日何曜日だっけ?」それくらい忙しい人は、悩んでいる暇などありません。
やるべきことに全神経・エネルギーを集中してみましょう。

②とにかく行動する

悩みを抱えてしまったら、解決に向けてとにかく動くことです。
悩んでいるということは、答えがわかっていない証拠。 答えを探して動き回りましょう。

悩みが深い場合は、身近な人に相談するのが一番です。
どうしたらいいのかわからないから悩むわけで、自らその答えにたどり着くには、莫大な時間とエネルギーを費やしてしまいます。
人に相談するその瞬間はストレスがかかりますが、悩み続けるよりかはマシです。

身近な人がダメな場合は、Yahoo!知恵袋の力を借りるのもいいでしょう。
場合によってはそれで解決の糸口が見つかることもあります。

③無視する

無視できる心配事は無視しましょう。
例えば対人関係。 「あの人に嫌われたらどうしよう?」 そんなこと心配しても仕方がありません。 心配せずとも、あなたが思うほど「あの人」はあなたに興味を持っていません。

例えば地震。 日本に住んでいる限り、心配してもしなくても地震はいつか必ずやってきます。
たしかに怖いですが、心配するよりも地震が来た時のために防災グッズを準備し、心構えをしておけばいいのです。

ポイントはいらぬ心配事を作らないこと、そして振り回されないことです。

4.心配事の9割は起こらない

枡野俊明さんの著書に『心配事の9割は起こらない』というものがあります。
枡野さんは禅僧であり、大学教授であり、作庭家としても活躍されている方です。
この本には、「減らそう、手放そう、忘れよう」というサブタイトルが付いています。

一部を紹介すると、禅では「比べない生き方」を大切にしていて、「比べること」が心配事に結びついていると書かれています。
勝ちと負け、健康と病気、お金持ちと貧乏。 これらを比べることに意味はありません。
なぜなら、あなたは絶対の存在だから。 人と比べることで悩む必要はないのです。

また、「あるがまま」「今」「当たり前」「おかげさま」などのキーワードで、無駄な悩みや心配事をしなくてもいいような考え方を教えてくれています。
心が軽くなると評判なので、ぜひ読んでみてください。

最後に

余計な不安や悩みは、時間とエネルギーと消費します。 それは、人生において大変もったいないことです。
それでも、悩んでしまうのが人間。 もしも悩んだら、考えるより行動に移しましょう。
悩みを抱えるのではなく、解決するように動くのです。

自分の身に降りかかる出来事で、解決できないことはありません。 解決できるからこそ、あなたに降りかかるのです。
悩みとは、解決すべきただの課題、成長できるチャンスかもしれない、とポジティブに捉えられるようになれば、きっと違った景色が見えてくるはずです。

スポンサーリンク
レクタングル大
レクタングル大

シェアする

フォローする