表情筋のトレーニング方法とその効果

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普段、人は無意識にさまざまな表情で感情などを表現しています。
この表情を作る際に、表情筋という筋肉が使われているのはご存知ですか?
表情筋が衰えると、表情が乏しくなるとともに老け顔の要因になります。
それを防ぐためには、表情筋を鍛えることです。
そこで今回は、表情筋のトレーニング方法や効果などについてご紹介します。

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1.表情筋とは

表情筋とは、目や鼻、口を動かす筋肉のことです。
表情筋は30種類以上あり、この筋肉が相互に収縮することによって、喜怒哀楽といったさまざまな表情を作り出しているのです。

体にある筋肉は骨と骨を繋いでいますが、顔の筋肉は骨と皮膚に繋がっています。
そのため、他と比べて衰えを実感しやすい部位とされています。
表情筋が衰えると、顔の皮膚を支えきれなくなってシワやたるみの原因になります。

表情筋は30種類以上もあるのですが、メインとなる表情筋は以下の5つです。

①前頭筋

眉の上にあり、眉を動かす筋肉になります。

②眼輪筋(がんりんきん)

目の周りにあり、目の開閉に必要となる筋肉です。

③頬筋(きょうきん)

顎から口角にかけてあり、口角を動かすための筋肉になります。

④口輪筋(こうりんきん)

唇の周りにあり、口を開けたり尖らせるのに必要な筋肉となります。

⑤頤筋(おとがいきん)

顎の中央をたてに走る筋肉で、顎を動かす働きをしています。

これらの筋肉をトレーニングすることで、さまざまな効果が期待できます。
ただ、顔の形によって衰えやすい部分が異なるため、トレーニングを始める前に自分の顔型の特徴や衰えやすい場所を把握しておきましょう。

2.顔型別の特徴

①丸顔

頬に脂肪がつきやすく、丸みが出やすい顔型です。
頬の筋肉が衰えると、頬がブルドッグのようにたるんだり、二重あごになりやすいです。
そのため、頤筋を鍛えるトレーニングが効果的です。

②卵型

やや縦長の顔型で、顔の筋肉が下に引っ張られやすくなっています。
顔全体がたるみやすく、老化が目立ちやすい特徴があります。
特に目元の表情筋が衰えやすいので、前頭筋と眼輪筋を鍛えるトレーニングをしましょう。

③四角型

骨格がしっかりしているので、他の顔型に比べるとたるみにくいです。
ただ、口元の衰えが生じやすいとされています。 口輪筋を鍛えましょう。

④逆三角型

顎が尖っているのが特徴の顔型になります。
このタイプは、フェイスラインや口元の衰えが目立ちやすいです。
頬筋を鍛えるようにしましょう。

3.表情筋のトレーニング方法

①前頭筋、眼輪筋のトレーニング

(1) 目を大きく見開き、眉を思いっきり上にあげます。

(2) 眉は上に上げたまま目を閉じ、目線を下に下げてください。

(3) (2)の状態のまま、左右に目線を10回動かします。?

これを1日3セットしてください。

②頬筋のトレーニング

(1) 口を「お」の形にして、できるだけ前に突き出します。

(2) (1)の状態のまま、突き出した唇を下にさげて3秒間キープしてください。

(3) (2)と同様に、今度は上に引き上げて3秒間キープします。

(4) (1)の状態に戻して3秒間キープして終了です。

これを1日10セットしてください。

③口輪筋のトレーニング

(1) 唇を閉じ、舌先を上の前歯の表面に当てます。

(2) (1)をスタート地点とし、歯の表面を舌先でなぞりながら時計回りに1周します。

これを10回繰り返してください。

(3) 今度は(2)の動きを、反時計回りに10回おこないます。

ここまでを1セットとして、1日3セットしてください。

④頤筋のトレーニング

(1) 天井を見るように顔を限界まで上にあげます。

(2) そのまま天井に向かって、下を真上に突き出して5秒間キープしてください。

これを1日10回してください。

これらが表情筋のトレーニング方法になります。
自分の輪郭で衰えやすい部分と、気になる部分のトレーニングを組み合わせるのも良いと思います。
初めのうちは、上記より少ない回数でも構いません。 表情筋の筋肉はとても薄いので無理をせず、慣れてきたら徐々に回数を増やしていきましょう。

4.表情筋トレーニングの効果

①シワやたるみの改善

表情筋が衰えると、筋肉がやせ細り、その隙間に脂肪が蓄積されやすくなります。
すると、皮膚が脂肪の重みを支えきれなくなり、肌がたるんでしまうのです。
さらに、そのたるみが生じた部分がシワの原因になります。
表情筋を鍛えることで、皮膚を引き上げる力がつき、たるみやシワを目立たなくする効果があります。

②小顔効果

顔が大きく見える要因は、たるみや二重アゴ、むくみです。
表情筋を鍛えると、リフトアップ効果により顔のたるみを引き上げ、二重アゴもシュッと引き締まります。 また、筋肉の動きが良くなると、血流が改善され顔がむくみにくくなります。
顔を大きく見せる要因が改善されるため、小顔効果が期待できます。

③デカ目になる

目の周りの筋肉が鍛えられると、まぶたを引き上げる力がつきます。
そのため、デカ目効果が期待できるのです。
人によっては、一重から二重になるケースもあります。

④表情が豊かになる

表情筋は使わなければ、どんどん硬くなり表情も硬くなります。
表情筋を鍛えると、顔の筋肉が動きやすくなり、さまざまな表情を作りやすくなります。
表情が豊かになると、相手に与える印象が良くなります。
人間関係が良好になることで、ストレスの軽減にもつながっていきます。

⑤美肌効果

表情筋が鍛えられると血流がよくなり、肌のターンオーバーが促進されます。
古い角質がはがれ落ち、新しい皮膚に生まれ変わることで、シミやくすみの予防、肌トラブルの改善効果などが期待できます。

最後に

あなたは普段、表情筋を使えていましたか?
私たち日本人は、表情筋の使用量が少ないため、意識して使わなくてはなりません。
今回ご紹介したトレーニング方法以外にも、普段から表情を大きく作るようにしたり、よく噛んで食事をすることも表情筋に効果があるとされています。
表情筋を鍛えて老け顔予防、してみませんか?

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