鏡を見た時にふと気になるほうれい線…
ほうれい線があると、どうしても老けて見えてしまいます。
今回は、ほうれい線ができる原因とその対策についてお話しします。
1.ほうれい線ができる原因
ほうれい線は、鼻の両脇から唇の両端に伸びる線です。 30代後半以降に目立ち始めることが多いとされていますが、ほうれい線自体は実は年齢に関係なく存在しています。
ただ、若いときには肌に十分なハリや潤いがあるため、隠れているだけなのです。
つまり、お肌の状態によっては、10代でも20代でもできる人はできてしまいます。
さて、ほうれい線が目立ってくる原因は、主に2つあるとされています。
1つは表情筋と衰えによるもの、もう1つは肌の老化によるものです。 これらが同時に進行して目立ってくる場合もあります。
表情筋とは、 目、口、鼻などを動かす筋肉です。 顔には骨と皮膚につながるたくさんの筋肉があって、相互に作用することで豊かな表情を作り出しています。
しかし、歳をとると、人はあまり感情を顔に出さなくなりますよね？
筋肉は使わないと衰えてきます。 表情筋も同様です。 これがほうれい線を目立たせてしまう1つ目の原因です。
2つ目の原因は、加齢によるお肌の老化です。
・紫外線やお肌の乾燥によって肌の水分が減少し、お肌の角質が縮小してキメが乱れる
・本来流れるはずの老廃物が溜まり、皮膚が重力に負けて皮膚がたるむ
・肌内にあるコラーゲン・エラスチンの減少や劣化
コラーゲン・エラスチンは、表皮に栄養を与えたり、表皮からの情報をキャッチする役割を持つ繊維です。
こうしたお肌の老化によって、目や口元の境界にしわができてしまうのです。
2.ほうれい線対策
①浅いほうれい線対策
浅いほいれい線もそのままにしておくと深いほうれい線になってしまいます。 見つけた時点でケアをすることが大切です。
まず、やるべきこととしては「保湿」「紫外線防止対策」「むくみ解消」です。
保湿は、表面だけに水分を与えるのではなく、角質の奥まで十分な水分・栄養を与えてあげてください。 「セラミド」「コラーゲン」「ヒアルロン酸」は角質まで水分を行き渡らせてくれる成分なので、この成分が入っている保湿液を選ぶといいでしょう。
乾燥の原因になる「紫外線」を事前に防止することも大切です。 短時間外出する時でも、日焼け止めを塗ることを怠らないでください。
「むくみ解消」には、マッサージ（気になる所を手でなぞるだけでOK）のほか、口を「グー」の形と「パー」の形に作り交互に繰り返すエクササイズが有効です。
顔の筋肉も引き締まることで、ほうれい線対策だけでなく小顔効果もあって一石二鳥です。
②深いほうれい線対策
肌の弾力やはりを取り戻すためには、規則正しい生活を心掛けてコラーゲンやエラスチンを増加させることが大事です。 その上で、普段のスキンケアに肌の保湿を助けてくれるアイテムを取り入れましょう。
深いほうれい線対策には、「レチノール（ビタミンAのこと/真皮層のコラーゲンの働きを助けてくれる）」や「ビタミンC誘導体」が配合されて基礎化粧品を使うのが効果的です。
通常のケアより少し高価ですが、毎日使わなくても構いません。 週何回はこのケアをする！と決めて使うといいです。
筋力UPも大事です。
冒頭で書いたとおり、歳をとると人はあまり感情を顔に出さなくなります。 そして、使わない筋肉が衰えるというのは表情筋も同じです。 表情が乏しいと、筋肉が固まってほうれい線が目立ってくるのです。
したがって、日常生活でなるべく表情を豊かにすること。 一番いいのは、よく笑うことです。
そんなに笑えないよという場合は、ベロまわし運動が有効です。
ベロで歯茎をなぞるように口の中を回す運動です。 やってみると分かりますが、結構筋肉を使います。
ベロまわし運動を毎日することで、口周りの筋肉が鍛えられ、ほうれい線が目立たないようになってきます。 トイレに入った時などに手軽にできるのがいいですね。
顔の凝りをほぐすには、手をグーにして人指し指の関節の部分で頬骨や目の周りをぐるぐるとなぞってみるのも有効です。
ただし、直接ぐりぐりやると肌に負担をかけてしまいます。 保湿力が高めのクリーム（なんでもOKです）を塗ってからするのがいいでしょう。
最後に
ほうれい線の原因と対策について書いてきました。
上記の対策を実行することで、ほういれ線を目立たなくすることは可能です。 もちろん個人差があるので、絶対に目立たなくなると言い切ることはできませんが…
まだほうれい線が目立っていなくても予防になります。 ぜひご自分に合ったやり方を取り入れてみてください。
