視力低下の原因と防止方法5つ

シェアする

近年スマートフォンやパソコン、テレビやゲームなどの普及により、私たちの周りは目を酷使しやすい環境にあります。 そのため、子供から大人まで幅広い層に視力の低下が見られます。
あなたの視力はどうですか? 視力が低下していたとしても、これ以上進行させたくないですよね?
そこで今回は、視力低下の原因やを防止方法などをご紹介します。

スポンサーリンク
レクタングル大

1.視力が低下する原因

①近くのものを長時間見続ける

パソコンやスマートフォン、テレビなど近くの1点を見続けると、目の筋肉は硬直します。
なぜかというと、目のピント調節をしている毛様体筋は、近くのものを見るときは筋肉を縮めるからです。
つまり、近くを見続けることで、長時間筋肉を使いっぱなしの状態になるのです。
その結果、目のピント調節がうまくいかなくなり、視力低下の原因に繋がります。

②暗い場所での読書や細かい作業

昔からよく聞く「暗い場所で本を読むと目が悪くなる」というのも、近くのものを長時間見続けることと、暗闇の中で目がピントを合わせようとして目の緊張状態が続くことが原因です。
暗い場所にいても、本を読んだり細かい作業をしない限りは、視力低下には繋がりません。

③姿勢が悪い

日本人は猫背の人の割合が多いと言われています。
猫背になると物を見るときの距離が近くなり、目の筋肉が緊張しやすい状態になります。
そのため、視力の低下につながる可能性があるのです。

また、物を見る時に寝転んだり、顔や体が傾いているのも良くありません。
どちらか片方の目に負担がかかり、左右の目に視力の差が生じることがあります。

④眼鏡やコンタクトがあっていない

すでに視力が悪く、眼鏡やコンタクトを使用している人で、違和感や目が疲れやすいなどの症状がある場合、度数があっていない可能性があります。
度数があわないものを使用していると、目に力が入ってストレスを与えます。
その結果、眼精疲労を起こして視力の低下を進行させてしまうのです。

⑤ストレス

実はストレスが原因で視力が低下するケースもあるんです。
このような症状を「心因性視力障害」といいます。
目には異常はないのですが、視力を測定すると見えないといった視力障害になります。
心理的なストレスが脳に負担をかけ、視力が低下してしまうのです。
この症状は大人ではなく、子供に多く見られるとされています。

2.視力低下がもたらす悪影響

①物や文字などが見えにくくなる

私たちの目はカメラと似たような仕組みになっています。 水晶体と呼ばれるレンズを、毛様体筋という筋肉を伸縮させることでピントを調節し、物や文字を見ています。

ところが、何らかの影響でピント調節ができなくなると、視力が低下してしまうのです。
視力が低下すると物や文字がぼやけてしまい、見えにくくなります。 また、人の顔も認識しづらくなり、ピントを合わせようと目を細めることで、相手に与える印象も悪くなります。

②目が疲れやすくなる

視力が低下すると、ピント調節がうまくできなくなります。
ピントを合わせるために目の筋肉を必要以上に酷使することで、結果として目の筋肉が凝り固まり、眼精疲労を起こしやすくなるのです。
眼精疲労になると、目が疲れやすくなるのはもちろんのこと、肩こりや頭痛、倦怠感など他の部分にも悪影響を及ぼす可能性があります。

③集中力の低下

目と脳は一体と言われるほど、密接な関係にあります。
目の機能は脳がコントロールしています。 そのため、視力が低下するとピントを合わせることに意識が向きます。
つまり、ピント調節に脳が集中することで、作業の集中力が低下してしまうことになります。

また、視力が低下すると正常な視力の人に比べて目に何倍もの負担がかかります。
そのため、目が疲労状態になり、同じ物を見続けることが困難になります。
これも集中力の低下につながる要因の1つと考えられます。
集中力が低下すれば、言わずもがな仕事や学業等々、さまざまな場面に悪影響が及びます。

④ストレスがたまる

視力が低下すると、物が見えづらくなり日常生活であらゆる支障が生じます。
その時に感じる不便さがストレスが溜まる原因になる場合があります。

3.視力の低下を防止する方法

①パソコンやスマートフォンなどを長時間見続けない

前述の通り、近くのものを長時間見続ける行為は視力低下に繋がります。
中でもパソコンやスマートフォンから発生するブルーライトは、光のエネルギーが強く、目に負担がかかりやすいです。
なので、目に疲労を感じたら画面から目を離し、遠くを見て目を休めるようにしましょう。

遠くを見つめると、目の筋肉を伸ばすことができます。
疲労を感じていなくても、1時間に1度、30秒間遠くを見つめる習慣をつけるようにしてください。 遠くといっても、部屋を見渡す程度の距離で構いません。

②目の疲れを取りのぞく

目の疲れを取り除くことは視力を維持するのに効果的です。
少し時間がある時や、家に帰宅した際、目にホットタオルを2~3分程度当ててあげましょう。
血行が促進されて、凝り固まった目の筋肉をほぐすことができます。
また、疲労回復だけでなくドライアイの改善効果もあるとされています。

③目の筋力を鍛える

私たちは物を見る時、目の筋肉を使ってピント調節や光の調節をしています。
これらの筋肉が衰えてしまうと、目が正常に機能できず視力の低下に繋がるのです。
そのため、視力の維持に目の筋力を鍛えることも効果的です。

トレーニング方法は、目を強くつぶった状態で上を10秒間見続けます。
この動作を下、左右もそれぞれ行ってください。

④適切な距離と姿勢で物を見る

物を見るのには適切な距離があります。 スマートフォンの操作や物の読み書きは30㎝以上、パソコンやテレビは画面の高さの3倍以上目から離すのが良いとされています。
また、その時背筋をピンと伸ばし、左右均等にものを見る癖をつけましょう。

⑤十分な睡眠をとる

起きている間は、必ず何か対象物を見ているので、目の筋肉や水晶体(レンズ)は休むことができません。
そのため、1日の睡眠時間が6時間未満になると、視力が低下しやすくなると言われています。
前述の通り、目と脳には密接な関係があります。 睡眠をしっかりとり、目と脳のどちらも休ませてあげることが、視力の維持に繋がります。

最後に

あなたは視力低下に繋がるような生活習慣していませんでしたか?
1度低下してしまった視力を取り戻すのはとても困難です。
少し意識を変えるだけで、視力の低下は防ぐことができます。
今回ご紹介した方法をぜひ参考にしてみてください。

スポンサーリンク
レクタングル大
レクタングル大

シェアする

フォローする