マットレスパッドの種類と特徴 低反発と高反発は何が違う?

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現在では日本でもベッドで寝るのが当たり前になりつつあります。
ベッド用品もさまざまありますが、寝心地に直結するのがマットレスパッドです。
今回は、マットレスパッドの種類や特徴について見ていくことにしましょう。

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1. マットレスパッドとは

別名・ベッドパッドとも呼ばれています。 マットレスの上に敷くもので、分類としては布団の一種です。
マットレスパッドの役割は、1つ目は汗などの汚れから守ること。 そして2つ目に、体重を分散して寝心地を良くすることです。
購入する際には、自分の目的にぴったり合った素材や機能を持つ商品を選ぶことが大切です。

2. マットレスパッドの種類

①汗取りタイプ

マットレスは洗うことができないので、汗や汚れ対策として汗取りタイプがあります。
汚れたら取り外して洗濯機で丸洗いできるため、マットレスを清潔に保つための必須アイテムともいえます。

寝ている間、一晩で人はコップ1杯分(約250cc)の汗をかくそうです。
これを聞くと汗取りパッドの必要性も納得できますよね。

この汗取りタイプパッドには綿・ポリエステル・ウール(羊毛)・麻などの素材を使った商品があり、それぞれ吸湿性や発散性はそれぞれ異なっています。
そのため、洗濯の頻度によって素材を選ぶべきです。
各素材の特徴については後ほどご紹介しますね。

②寝心地調節タイプ

上の汗取りタイプよりも厚みのあるマットレスパッドになります。
マットレスの上に重ねることで、寝心地を改善し睡眠の質を高める効果が期待できます。

寝心地調節タイプは、低反発と高反発が主な素材となっています。
この2つについても後ほど詳しく解説します。

3. マットレスパッドの素材の特徴

①汗取りタイプ

(1) 綿
肌触りがよく、吸湿性に優れた素材です。
しかし、発散性がないので、敷きっぱなしにすると湿気がこもってしまいます。
そのため、こまめな洗濯が必要となります。
値段は手頃なものが多いので、洗い替えで数枚用意しておくといいですね。

(2) ポリエステル
ポリエステルは吸湿性が低いので、敷きっぱなしはカビの原因になってしまいます。
ただ、乾きやすい素材のため、こまめに洗濯したい人にはおすすめの素材になります。

(3) ウール(羊毛)
吸湿性と発散性ともに優れた素材です。
汗取りパッドの役割をしっかり果たす優秀な素材といえます。
環境に応じて湿度調整をしてくれるので、汗をしっかり吸収・発散して快適な睡眠環境が作れます。
機能性があるので価格は少し高めになってしまいますが、普段こまめに洗濯できない人におすすめです。

(4) 麻(リネン)
麻はウール同様、吸湿性・発散性に優れています。
そのため、夏場や忙しくてなかなか洗濯できない人におすすめです。
しかし、肌触りは少しごわつきを感じるかもしれません。

②寝心地調節タイプ

(1) 低反発
ウレタンと呼ばれるスポンジの一種の素材でできています。
圧力に対する反発力が低く、力が加わるとゆっくりと沈みこみ、ゆっくりと元の形に戻るのが特徴です。

元々NASAがロケット打ち上げの際、宇宙飛行士の衝撃を和らげるために開発された素材なんだそうです。

体の形に合わせて沈みこむので、体が包み込まれているような寝心地になります。
また、圧力がかかりやすいお尻や腰、肩甲骨などの形に合わせつつ、体を支える働きも低反発パッドにはあります。

その結果、体にかかる圧力を均一に分散して、一点に圧力がかかるのを防げます。
体圧を分散することにより、余計な寝返りの回数も減らせます。

ウレタン素材は通気性が低いため、冬でも温かいです。
逆に夏場や梅雨時期などは熱がこもりやすくなります。
そのため、こまめに立てかけたり干したりする必要があります。

(2) 高反発
高反発は低反発と同じウレタン素材でできていますが、反発力の強いものを使用しています。
高反発パッドには適度な硬さがあるため、必要以上に体が沈みこまないのが特徴です。
寝返りなどをサポートして肩や腰への負担を減らす働きをしてくれます。

また、高反発パッドは通気性の良いものが多いです。
そのため、カビなどが生じにくく、季節を問わず快適に使うことができます。

つまり、低反発パッドと反対の特徴を持つのが高反発パッドと言えます。
ただ、表面が反発力が強い分寝心地は硬めで、体圧分散性能は低反発パッドよりも劣ります。

最後に

マットレスパッドには、素材によって上記のような種類や特徴があるんですね。
次の記事では自分の身体に合ったマットレスパッドの選び方をご紹介します。
こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

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