生理痛が辛い 症状を緩和するための6つの対策

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日本人女性の約3割の女性が生理痛で悩んでいると言われています。
生理前から精神的に不安定になったり、いざ生理が始まると生理痛が辛くて生理=憂鬱に感じる人が多いのではないでしょうか。
ですが、女性なら避けでは通れないことです。 そこで今回は、生理痛を少しでも緩和してラクにする方法などをご紹介したいと思います。

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1.生理痛が辛い原因

①プロスタグランジンの過剰分泌

プロスタグランジンは生理が始まると分泌される物質です。
子宮を収縮させる作用があり、不要になった子宮内膜を排出したり、子宮内膜が剥がれ落ちる時の血液を体外に排出する働きをします。
そのため、生理には欠かせない物質です。しかし、分泌量が多いと必要以上に子宮を収縮させ、下腹部や腰に痛みを感じる原因になってしまいます。

②冷えや血行不良

冷房などで体を冷やしてしまったり、タイトな服やストッキングなどの長時間の締め付けで全身の血行が悪くなります。
血行が悪いと、骨盤内に血液が溜まるだけでなく、お腹の張りや冷え、プロスタグランジン(=生理や出産にかかわるホルモン)による下腹部痛や腰痛がひどくなってしまいます。

③エストロゲンの過剰分泌

エストロゲンは女性ホルモンの1つで女性らしい身体を作るために必要なホルモンです。
しかし、過剰分泌されてしまうと、生理痛の原因となるプロゲステロンも多く分泌されるため、激しい痛みが起きます。

プロゲステロンは妊娠に欠かせないホルモンですが、バランスが崩れやすいホルモンです。
バランスが崩れると、イライラしたり肌荒れを起こすため、「おブスホルモン」とも呼ばれています。

④子宮の出口が狭い

若い女性に多いと言われています。
子宮口が未熟なため、出口も狭くなっているそうです。 出口が狭いと子宮内膜が排出されにくく、痛みを伴います。
子宮口は成熟することで広くなります。 したがって、生理痛の原因が子宮口の場合は、出産したり年齢を重ねるとラクになるそうです。

<生理痛の症状>

・頭痛 ・腰痛 ・下腹部痛 ・胃痛
・吐き気 ・食欲不振 ・だるさ ・めまい
・イライラする ・関節痛

生理痛にはこのような症状があります。 これらを少しでも緩和するための対策法をご紹介します。

2.生理痛を緩和するための対策法

①仙骨を温める

仙骨はお尻の割れ目の上部にある骨です。 この部分を温めると全身が温まり、生理痛を和らげる効果があります。
仙骨だけで冷えが改善されない場合は、おへその下も同時に温めると効果的です。

②ストレッチで血行促進

両足を肩幅に開きまっすぐ立ち、両手を腰に当てます。 上半身と足を動かさないように腰をゆっくりと回してください。
骨盤を意識して回すと効果的です。 この動作を左右それぞれ20回行うことで、骨盤周りの血行を促進することができます。

③筋肉をつける

筋肉には血液を送るポンプ作用があります。 そのため、筋肉量が少ないと血液を送り出す量が少なくなってしまいます。
それにより体が冷えやすくなったり、血行不良になりやすい状態になります。
適度な運動をして筋肉量を増やすことで血行不良が改善され、生理痛を緩和する効果が期待できます。 即効性はありませんが、生理痛が起きにくい体質を作ることができます。

④食事で緩和をする

体を温める食材を積極的に取り入れて、体の冷えを解消することで生理痛の緩和に繋がります。

<体を温める食材>

・納豆 ・玄米 ・黒糖 ・生姜 ・蓮根
・ごぼう ・人参

貧血気味の場合は、

・レバー ・ほうれん草 ・牛乳

などの鉄分が豊富な食材の摂取を心がけましょう。

また、ホルモンバランスが乱れがちな人は、エストロゲンと似た働きをする大豆イソフラボンを含む大豆製品を摂取するようにしましょう。

⑤ツボを押す

<関元 (かんげん)>

腰痛や下腹部痛、体の冷えに有効なため生理痛に効果的なツボです。
おへそから指4本分下がった場所にあります。 その部分を両指の人差し指と中指の腹を使ってゆっくり押したり緩めたりを繰り返します。 2分程度行うと効果的です。

<山陰交(さんいんこう)>

生理痛や生理不順、腰痛や冷えに効果のあるツボです。 足の内側のくるぶしから指4本分上の骨と筋肉の境目にあります。
親指でゆっくり5秒間かけて押したら、5秒間かけてゆっくり離します。 この「押して離す」を1セットとして10回繰り返します。

⑥ゴルフボールでマッサージ

ゴルフボールを足の裏全体でまんべんなく転がすだけです。 ゴルフボールで痛みが強すぎる場合は、テニスボールでも代用可能です。
簡単ですぐにできるのでオフィスワークの女性におすすめです。

最後に

生理痛は女性にしか分からない辛さがあります。 緩和するには体を温めるのが1番です。
また、生理痛を辛くさせるプロスタグランジンは、ストレスなどの影響も受けると言われています。 ですので、寝る前などにリラックスできる環境を整えるのも、1つの対策です。

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